トーマス・ダベンポート
分析力を生かす
分析力を戦略的優位のベースにできないか?
分析の究極の目的はよい意思決定
ファクトベースの意思決定を可能にする
ソフトを入れて解決ではない。データ解析はよい意思決定のためであり現時点では意思決定は人間が行っている。
「意思決定の自動化」は、いま意思決定をしている人間から意思決定の機会を奪うことになり反発を生みやすい。
人間が意思決定をしやすくするために支援する、人間がソフトの解析結果を参考にする、という形、
情報提供、半自動化、例外ケースは別途扱う、ハズレ値のアラート、などから。人間が自発的にソフトに頼るように組織をプログラミングする必要がある。
分析のターゲットは1つに絞った方がよい。力が分散しないように。
自分が説明できないツールや技法を使ってはいけない。
たいていの人にとってアルゴリズムはちんぷんかんぷん。
自分が仕組みを説明できないとうさんくさく思われる。
アナリスト
具体的にどんな人材が必要か?
・新しい数理モデルを作れる人
・ビジネスの知識のある人
・実行の現場とコミュニケーションしていける人
・アナリスト同士での情報共有や教育の能力がある人
遠い理想としては、特定部署に閉じているのではなく
全社的取り組みにならなければ競争力につながらない。
一方で、遠い理想の実現のための、実現可能で具体的なアクション、
まずは成果の出しやすいもので成果を出して、関心やリソースを獲得する。
意思決定にデータを重視する文化が定着するかどうか。
平均だけではなく変動幅も見る。ハズレ値に気付けるように。