トゥールミンモデル
良い議論のために、どういう主張の仕方が良いか、どういう反論の仕方が良いか、を記述した
形式論理による論証に対する批判として生まれた
主張(Claim)は根拠(Data)と論拠(Warrant)で支えられる
訳語は混乱を招きそう
Dataは観測事実
Warrantは観測事実の解釈や仮定などの主観的なもの
人間しばしば主張の裏にある仮定の説明を忘れる(暗黙の仮定)
この仮定に食い違いがあると同じ事実を見ていても違う結論を出したりする
この3つを明確にすると良い
3つ要素を加える
裏づけ(Backing)
そのWarrantが妥当である、という根拠(Data)を示す
反証(Rebuttal)
訳語に違和感…
主張が成立しない条件を示す
あらかじめ予想される反論に「この場合は除外」って宣言する
限定詞(Qualifier)
主張の確信度を表明する
6つが揃った状態が良い主張の仕方
反論
反駁(Rebuttal)
Data・Warrantの誤りを指摘する。主張に対してではない。
質疑(Question)
Data・Warrantに対して質問し、追加の論証を求める。主張に対してではない。
反論(Antithese)
異なる主張をする
6つが揃った状態が良い主張
参考