システムが個別にあるのは非合理
茨城県大井川知事「自治体の業務は基本的に同じなのに、システムが個別にあるのは非合理的」
茨城県では、平成29年に就任した大井川知事が庁内のDX実現を最優先事項に掲げ、改革に取り組んでいる。その施策の中でも特徴的なのが「システムを持たない、独自のものを作らない」という指針だ。
大井川知事は、旧通商産業省を経て大手IT企業で勤務し、取締役などを歴任した後に茨城県知事に就任したという経歴の持ち主。前述の指針もこうしたキャリアに裏打ちされた「自治体の業務は基本的に同じなのに、システムが個別にあるのは非合理的」という発想