サイコロを1万回振る
OgaTatsu_NAC 中3の夏休みにサイコロ1万回振って確率が本当にどの目も1/6に近づくのか調べてた中学生がいたけど、大数の法則ってなんなのか教えてもらってないのかな。 それだと標本調査がどーして成り立つのか全然理解できないだろうね。 「大数の法則」
「標本調査がどーして成り立つか」
「1万回も投じる必要がない」
と基本的なことを理解していない疑いがある発言をしているところにみんなもっとつっこみを入れるべきだと思いました。
nishio 中学生相手の教育を仕事にしている人って毎年毎年「自分の知ってることを知らない中学生」が供給されてその人たちとのコミュニケーションに多くの時間を使うことで「自分は優れた存在である」という誤認を起こしやすく、たまに教師より優れた生徒が現れると認知不協和を起こしておかしな事を言い始める nishio これは構造上の問題なのでおかしな中学教師は今後も発生するから、むしろ生徒の側に「教師も時々おかしなことを言うので、自分のやったことが近くの教師に評価されなかったとしてもやったことに価値がないと思わずに、他に評価する人がいないか探した方がいい」という考えを普及させた方がいいかも nishio まあそれとは独立に、おかしなことを言う教師によって才能ある中学生が潰されるのは社会にとって損失なので、教師がおかしなことを言った場合には批判することが社会をより良くする行為、どんどんやるといいと思いました PhlebotomeH まあこれって、中学生相手の教育に限らず、大学生相手や大学院生相手の教育でも本質的には同じ事は起き得るし、実際起きてると思いますね。 学ぶ意欲試す意欲がある自分以外の人が出てきたら大人しく引っ込んでてほしいまで思うし、自分でもそうしたい
「クラス全員でサイコロを降りまくって、結果が1/6になることを確認する」
だったなぁ。大数の法則により1/6に近づくのは自明だから調べても仕方ない、みたいな浅い話ではないのよ。
sakura_osamu サイコロって面によって掘ってある穴の数が違うから微妙に重心がずれていて、実際は完全に1/6にならないんじゃないかとずっと思っている。以前そんな話を統計学者にしたら、実際にやってみて調べた論文がある、と言っていた(未確認)。だとすると、この中3生の疑問は専門家なみということなではないか domoboku 各サイコロの目が出る確率は1/6だからと、数学教師が1万回振って実験した中学生を揶揄するような投稿があったけど、中2の子が仮説を立てて実験し、『各目が出る確率は1/6ではなく、特に窪みのあるサイコロでバラツキが大きい』ことを確認した研究は広く知られて欲しい。 PDF kaityo256 大学の学生実験、なぜ結果が分かりきってる実験をしなければならないのか、は面白いテーマですね。教員によって答えは違うと思うけれど、僕は「生の数字感覚を身に着けて欲しいから」です。 kaityo256 弾性なら「この材料はMPaなのかGPaなのか」、光励起なら「この現象を起こすのにレーザーの波長はどれくらいいるのか」電磁気なら「1mAはどのくらいの電流か」、大数の法則なら「これくらいの精度を出すのにどれくらいの試行が必要なのか」、本では身につけづらい数字の感覚を身につけて欲しいです。 kaityo256 例えば電磁気なら、アンペアもワットも知ってると思うんだけど、それがどれくらいから危険なのかは教科書からは実感しづらいですよね。電流なら50mAはでかいとか、レーザーなら0.5Wからクラス4だとか、そういう感覚も、実験の安全対策を通じて学んで欲しいです。 kaityo256 僕は、理系の専門教育は「数の感覚を身につけること」だと思っていて、例えば僕の専門である古典MDなら、100万原子は多いのか少ないのか、LJ単位計で1.0という温度は高いのか低いのか、といった感覚は、日常的に計算を続けることで身についてくるものだと思います。