カイゼンより快適
トヨタ自動車のカイゼンは、コストダウンしながら生産性をアップするのが目的です。それも大事ですが、職場を快適にすれば社員のやる気が出て、結果的に生産性が上がる。相対的にコストも下がる。
カイゼンを目的にすると、失敗するかもしれない大きな変化よりは、確実に成功しそうな小さい変化を選ぼうというバイアスがかかる。一方で「どうなってたら自分が快適か」というアプローチだと未来の理想像が先にあるので大きな変化を選びやすい。大きな変化に挑戦しやすい環境作りと言えるのだろう
「どうなってたら自分が快適か」を聞くと未来の理想像が出やすいことの事例(サイボウズ) 社員に「人が辞めない会社にしたい。だから、思い付くだけわがままを言ってくれ」とお願い
「残業したくない」「短い時間だけ働きたい」「週3日しか働きたくない」といった、具体的なニーズが続々と出てきた