アイデアの作り方と大人の逆効果な介入
2021-03-21
@nishio: 「アイデアの作り方」って、アイデアの芽はあるのに気づかずに踏み潰してるケース、芽を発見したけど「こんな小さな芽ではダメだ」と言って育ててないケース、育てたいのだけど育て方がわからないケース、ちゃんと育ってるのに周囲の大人に見せたら「こんな小さな芽ではだめだ」と潰されたケースがある 芽の発見に関して、作りたいものが先行するタイプの人はなんらかの作りたいものが既にあるのだけど、本人の勘違いや周りの大人の不適切なアドバイスのせいで「これではダメだ」と思い込んでいる状態なので、それを育てて大きくすればいいんだよ、というメッセージを伝える必要があるか
逆に作りたいものが先行しないタイプのにはどんなのがあるかというと「解決したい問題」が先行するタイプがある。「自分のおじいちゃんが小さい字が読めなくて困ってるから大きくして読めるようにしたい」みたいなのは問題先行タイプ。こういうケースはどんな解決策があるか情報収集するとよさそう。
で「この問題は、こういう方法で解決できるかもしれない」という仮説を思いついたら、それが芽になる。あとは実験を繰り返して仮説を検証していけば大きくなる。
作りたいものが先行するタイプに対して周囲の大人がやるべきことは、それをやっていいんだよ、という承認と勇気づけなのだけど、「それを作って何の役に立つの?」「もっと社会問題を解決するような提案をしなきゃいけないのでは?」みたいな逆効果な発言をしちゃう大人がいる こういうタイプは「やりたい」ってテンションの高さが最重要リソースなので、それを失わせるような介入は逆効果になる。問題解決タイプに対しても「小さいけど身近でよく観察できる問題」と「大きいけど遠くて漠然とした問題」だったら前者に取り組んだ方が進みやすい。