わかる人が少ないので語ることを諦めてしまう
@daijapan: トップアスリートが本当のことを話しているインタビューは驚くほど少ないです。どんな気持ちで競技に向き合っているか、何が苦しかったか、どう乗り越えたか、嬉しかった瞬間はいつか、どんな気分だったか、などの質問には山ほど答えています。けれども、本当の心の奥底で何を抱えていたか、何を意識していたか、技術はどう極めていたかは語られていることがほとんどありません。わかる人が少なく、反応も良くないので語ることを諦めてしまうからです。 ...
途中で何度も「例えるならこんな感じですか」「AとBはこの点が少し違う気がしますが、どちらが近いですか」と聞いていかないとなかなか本当のところが出てきません。身体でおこなっていることがあまりにも複雑で繊細なために、はっきり言語化していることは多くありません。ですから質問と例えを繰り返しながら、徐々に輪郭をはっきりさせていくプロセスが必要になります。
実際のところインタビューというよりも、言語化の伴走に近いです。 関連