ファジィ
西野研究室ではファジィ理論をメインテーマとして扱っています 大規模で複雑な問題が対象のとき、精密に扱うよりも、大雑把に考えた方がうまくいくことがあります。
これを工学的に応用する研究をしています。
キーワード : 人工知能、知的システム、柔らかいシステム、人のような情報処理、ソフトコンピューティング
ファジィ理論は、システム科学、システム工学の一分野として、人の行う曖昧な情報処理を手本とした「精密でない」システムでの問題解決を扱う学術分野です。ファジィ集合、ファジィ測度の2つを基礎とし、ファジィ論理、ファジィ 推論、ファジィシステム、ファジィ制御などに発展しています。 ファジィ集合を問題やシステムの記述に用いることで、あいまいなシステムの実現と、あいまいな問題解決を行います。
ファジィ測度は人が総合評価するときに現れる柔軟な積分操作を実現します。
ファジィ論理はマルかバツかの2つだけの判断を、やや正しいなど、より柔軟にした論理です。
ファジィ推論は、あいまいな概念をファジィ集合を用いたファジィ述語命題で記述し計算機的に実行可能な推論を与えます。
ファジィシステムはあいまいな対象の特性をファジィ 推論を用いて記述し、モデリングしたものです。
ファジィ制御は、制御器の規則をファジィシステムで表現して柔らかな操作を実現するものです。