Ver.5.2 アップデート情報(+ホットフィックス配信)まとめ
この記事は2020年3月3日(火)に配信されたの Gwent Ver.5.2 のアップデート情報のまとめです。
2020年3月9日(月)深夜に配信されたの Gwent Ver.5.2 のホットフィックスに関する開発者生放送についてもまとめています。
事前情報
とくになし
パッチノート
バグ情報
v.5.1 のバグが修正されたが、ビジュアルバグを中心に新しいものが生まれている
【修正済み】カードの自動粉砕機能が正しく機能しない場合がある(エラーメッセージがでる) → エラーを回避するために一度に自動粉砕される量に上限が設けられた
リーダースキンや盤面などに表示の不具合がある。とくにリーダースキンはゲームにログインしなおすたびにその勢力のデフォルトに戻ってしまう。
《イギャーン》のアーマーが《イリス:影》と《工兵》の効果で取り除かれた場合、破壊されない。(ダメージでアーマーが無くなった場合は正しく破壊される) 更新内容の概要
カードの自動粉砕機能が追加。デッキビルダーにいくたびに余っているカードが粉砕される。
報酬手帳で得られる星の粉が減少。
《世話人》がアーティファクト復活から、最強浄化カードに変更。 弱体化修正主体の調整。とくにスコイア=テルは大幅に弱体化。
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ホットフィックスに関する開発者生放送
事前情報
通常、ホットフィックスについて開発者生放送が行われることはないが、今回は主に下記の2つの点で不満が出ており、その説明が行われるものと思われる。
報酬手帳から獲得できる星の粉の減少、カードの自動粉砕機能が強制であったこと、去年のシーズン・ベアのシーズン・ツリーにアクセスできないことなど、主に資産面での不満が出ている。 プロラダーで勢力別MMRの確認ができなくなり、v.5.1 以降導入されているプロラダーの匿名化施策に不満が出ている。 Reddit や Twitter 等でどのようなやり取りがあったかは、冗談めかして下記にまとめている。
開発者生放送の概要
配信のアーカイヴ
導入
Bruza「今日配信を行う理由だが、本来 v.5.2.のタイミングで生放送をやらないといけなかったが、やらなかった。申し訳なく思っている。今後すぐに行われるホットフィックスについて話をしたい」
Slama「大事な点は、とくに最近のコミュニケーション不足のせいで、変更があった部分で皆さんを困惑させた。議論がおこっていることについてちゃんと話をしたい」
Bruza「新情報のリークはないが、v.5.2 以降フィードバックを受けている4つのトピックについて話をする」
以降、基本的にゲームディレクターの Slama さんの発言です
まず第一に開発陣は現在の星の粉が果たしている役割に満足していない。
3~4年前に自分がプログラマーだったころ、プレミアムカードを売ろうと考えていて、その方針で努力していた。しかし、星の粉に関して満足のいくもの作れていないと長らく感じていた。自分として面白いと感じないものに情熱を注ぐ気持ちになれず、脇に置いてしまい、この問題をちゃんと扱わなかったのは失敗だったと思っている。ゲームディレクターは根本からシステムを考えるべきだった。
今回の変更点に関して、ユーザーの否定的反応は正当なものだと思う。何も改善したわけではないからだ。そしてこれに関するコミュニケーションも酷かった。我々の対応は良くなかったと感じている。
v.5.2 後に家にかえって星の粉の役割について考え直した。みなさんは変更にはうんざりしていると思うが、望んでいた方向に舵をきるタイミングだと思う。星の粉の価値を正しくわかるようにしたい。つまり、カードの価格(生成コストのことだと思われる)や粉砕時の量を変える。我々はプレミアムカードの価値を高く見積もり過ぎていたと感じている。プレミアムカード1枚あたりの金額が高かったといえる。
詳細は今日は言えないが、3月24日の Android版 の配信とともに星の粉は新しいバランスになる。みなさんにはしばらく待ってもらうことになるが、この変更後、星の粉は投入した時間やお金に対してもっと公平なものになる。
カードを粉砕したほうがいいのか、星の粉を買ったほうがいいのか、今の段階でどうと言うことはできないが、変更前にコミュニケーションをしたいと思っている。今度の大会などで伝えることができそうなので、それまでは星の粉について何かすることはしないでおいてもらいたい。
シーズン・ツリーについて
シーズン・ツリーについて、すべてのユーザーに対しての意味という点で見落としがあったと思う。
もともとの考えとしては Android版 で新規ユーザーが入ってくる際に圧倒されてしまわないようにしたかった。それに、すでに完了している人がいるので新しいシーズン・ツリーを導入したかった。
考えた結果、新規ユーザーの理解力を過小評価するのはよくないというのと、みなさんコミュニティは3つのシーズン・ツリーを扱うことができるだろう。なので、明日から去年のシーズン・ツリーを毎シーズン戻すことにする。
クエストはいくつか完了できなくなっているので、そこは修正する。シーズン・モードは評判の良かったものはそのまま残すし、シーズン・ベアのように良くなかったものは変更している。また、昨年、評判の良くなかったクエスト(5連勝を求めたものなどがあった)も取り除いてシンプルなものにする。
また、明らかにしておきたいが、去年「シーズン・ツリーは来年に続きからできる」と言ったタイミングでは私たちはその方針でいた。不正直であったわけではない。逆に言えば、今の段階で、イノシシ年のシーズンツリーが来年も戻ってくるとは言えないし、来年は取り除かれるとも言えない。
明日から変更がある。ゲームプレイについての変更は大会前なのでない。
カードの自動粉砕について
これも繊細な問題であり、コミュニケーション不足と見落としがあった。
スマホ版から入ってきた新規プレイヤーはそもそもカードを粉砕できるということを知らないという問題があった。そのため、あらゆる場所でカード自動粉砕機能を入れたかった。ゲーム内資産がカードが重複していることでわからなくなっている状態を変えて、資産が少しずつ増えていくのがわかるようにしたかった。
その過程で、既存ユーザーがプレミアム化用にスタンダードカードを残していることを見落としていた。残念ながら、追跡を行っていないため、この部分で何かすることはできない。この手の変更を行うときはやり直しができるような基盤を作っておくべきだった。このミスは繰り返してはいけない。
月末までにプレミアムカードがないものは粉砕しないようにする。本来、最初から入っているべき機能だが、遅すぎた。やり直すということもできない。残念である。
プロラダーの匿名化について
Burza「問題の内容について、アバターやアバター枠も非表示にして対戦相手がわからなくなるような変更をいれたが、結果画面では相手を確認できる。健全な競技環境のための変更だが、まずこの部分の説明を」
Slama「相手がわかった状態だと降参する形で八百長ができるが、それを処罰できない。例えば、その人のファンなのでその人に勝ってほしいと思って降参することまで処罰できない」(ルール上、利益を得る側が八百長を依頼した場合に処罰対象となる。利益を得る側があずかり知らぬところで対戦相手の降参で勝利を得ても、それを罰することはできない。仮にこれを罰するとしたら、これを使って特定選手を排除できてしまう)
Burza「実はそういうケースがあった。そういう状況をなくしたい」
Slama「コミュニティ感が失われるという部分は試合後に対戦相手を知れるので、それでコミュニティ感は築けると思う。大事なのは、これはお金のかかった競技であるということ。不正が起こらないようにしたい」
Burza「この部分は意味のある変更だと思う。一方で公式サイトで勢力MMRが確認できなくなったことについて、理由があるんだよね」
Slama「当初は公式サイトですべてのデータを公開するつもりだった。ゲーム内でも確認できなかったからね。なので、その方針だった。何人かのプロプレイヤーは気付いていたが、公式サイトから定期的に情報を収集するBOTが存在している。特定組織が巨大なデータベースを所持しているという危惧を持っている。個人で参加しているプレイヤーとの間で差がある」
Slama「逆に言えば、勢力MMRは必ずしもメタデッキを意味しないが、メタデッキの確認や根拠にはなりうるということだ。内部では議論していて、時間がなく優先順位は高くなかったが、優先度を上げなければいけないこととして、我々自身が持っているデータの透明化をしなければいけない。例えば先月だと去年のデータを出したとき(開発内でということだろう)に、それを公開して分析できるようにするなどだ。それが必ずしもベストなデッキを示すわけではないが、情報を共有して、みんなが分析できるようにしたい」
終わりに
Burza「以上が今日の内容だ。v.5.2 段階でコミュニケーションするべきだった」
Slama「ホームカミング後に2人で合意していたことは、情報を透明化しようというものだった。定期的な生放送は行ってきたが先月はできなかった。結論をいうと我々はやるべきレベルのコミュニケーションを行わなかった。これは良いことではない。直したい」
Burza「配信を終わる前に、今週末の大会を忘れずに」
Slama「大会中にリークできることとして、みなさんが期待しているものではないが、今後予定しているゲームプレイに関係するものがある(Burza:楽しいよ)。今後のロードマップ的なものもある」