振る舞いの価値、構造の価値
第1章 ソフトウェアの変更 1.1.4の表(slide=14)
リファクタリングを考えると、技術的負債は構造に蓄積する
ソフトウェアの2種類の価値、振る舞いより構造の方が価値が大きい
構造がソフトウェアをソフトにするため(=変更容易性)
ソフトウェアには 2種類の価値がある。「振る舞いの価値」と「構造の価値」だ。そして、後者のほうが価値が大きい。なぜなら、それがソフトウェアをソフトにする価値だからだ。
第15章 アーキテクチャとは?より
振る舞いの変更ばかりに注力
「構造の価値が大きい」とやっていることが真逆の環境
技術的負債の蓄積でソフトウェアがソフトではなくなってしまう(変更容易性の悪化)
なぜ起きたのか
バックログアイテムの4象限:The (missing) value of software architecture
価値に着目して分けた
ボジティブ/ネガティブ
見える/見えない
振る舞いの価値は、ユーザにとって見える(体験できる)
構造の価値は、ユーザ(ステークホルダー)には見えない。開発者には見える(開発の中で体験する)
振る舞いはユーザ体験に、構造は開発者体験に影響する(slide=25)
ステークホルダーの関心は振る舞いに対してだけ
結果、技術的負債が増え続ける
短期的にはユーザ体験が向上
しかし、長期的には開発者体験の悪さによりユーザ体験も悪化
「無謀な開発」に持続性はない