04.18|おにゃおにゃ猫
暖かくなってきたからなのか、最近、家で一緒に住んでいる猫ちゃんたちが、おにゃおにゃおにゃおにゃ頻繁に鳴くようになってきた。いや、以前はまったく鳴かなかったわけではなく、以前からしっかりなんらかをアピールするときは「おにゃおにゃ」言っていたのだが、どうもこの四月の中頃くらいからそれが多くなった。
基本的に、猫ちゃんがおにゃおにゃいうときは、なにをしてほしいかというと、
「わたしに構え」
「ベランダに出て外の景色を確認したいからついてこい」
「餌がまだだぞ」
「もっと餌がほしいぞ」
「扉をあけなさい」
「水をのみたいから蛇口をひねりなさい」
「寝床を作成しろ」
「尻をたたけ」
「なぜ叩くのをやめる。たたけ」
「さわれ」
「なでろ」
「やめろ」
というのがだいたいで、あとは、
「おにゃおにゃ言うてたらかまってくれるやろ」
のおにゃおにゃもあったりする。
このおにゃおにゃがまあ厄介ではあって、わたしもいけないのだが、結果的に子猫のころに構っていたからこその癖として残ってしまっている気がする。あとはもう単純に、老猫になったからこその夜鳴きの側面もあるのかもしれない(我が家には現在、若猫と老猫がお二方いらっしゃる。若猫様はオスのクロネコで、老猫様はメスのなんか、茶色と白の模様がわーっと混ざっておられるお方、という感じである)
でも仕方ないじゃないか。猫ちゃんなのだから。猫ちゃんはおにゃおにゃ鳴くものだし、もにゃもにゃ飯を食うものなのだ。それらの意図をできる限り組んでやるのがわたしの、あれなのだ。あれなのである。お猫様と日常を過ごすというのは結局、適度に接触はしつつも、干渉しすぎない事柄が大事なのだろうと思う。
ぼんやり漠然としているようでいろいろを考えているらしいところが、猫ちゃんに限らないだろうが、彼らと接触するときにいいなあと個人的に思うところである。これからもできる限り、人様にも猫様にも迷惑をかけないよう心掛けつつ猫ちゃんをわーしたい。漠然としているが。