Satone Tanigaki
(谷垣聡音・たにがき さとね)
#筑波大学
#素材
#多糖
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筑波大医学群でゲル材料を研究する 谷垣 聡音(たにがき さとね) さんは、14歳で見た“ウミガメの鼻にストロー”映像を原点に、家庭のキッチンで #⽣分解性プラスチック を煮込みはじめた。そんな料理感覚の実験が現在の「食べられるゲル包装」研究や、次世代研究所 ADvance Lab の取締役就任へとつながっています。
1 生い立ちと学歴
2005年生まれ、茨城県つくば市出身。環境 NGO などにも参加しながら中高を通じて自主研究を継続(Steenz(スティーンズ))。
茨城県立竹園高校在学中、 #トヨタ財団 #Good_Life_on_Earth 1期生に選抜され、環境素材アイデアの社会実装支援を受ける(One Earth Guardians)。
2023 年4月 — #筑波大学医学群医療科学類 に進学。2025 年4月から宮本崇史准教授の Digital-Bio ラボに所属し、細胞・ゲルの応用研究にも参画(Takafumi Miyamoto)。
2 研究テーマと主な成果
2.1 食べられるゲルフィルム
寒天や #κ-カラギナン を用い、「お湯で溶ける可食包装」を開発。2023 年 #日本応用糖質科学会 でポスター賞を最年少受賞し、翌年には論文化(J-STAGE, Facebook)。
同研究は #応用糖質科学 誌 14 巻に掲載され、 #温度選択的可溶性と生分解性を両立した点が評価された(J-GLOBAL)。
2.2 持続可能素材の拡張
研究アイデアをもとに「超即席カップ麺」(包装ごと食せる)を提案し、総務省 異能vation ジェネレーションアワード2022 企業特別賞を受賞(異能(Inno)vation | 独創的な人特別枠)。
現在は医療用ゲル(ドラッグデリバリーや創傷被覆)への応用を視野に、筑波大医学群で素材評価を進行中(Takafumi Miyamoto, 株式会社LINOA)。
table:3 社会活動・リーダーシップ
年月 役割 概要
2019– Earth Guardians Japan メンバー 気候変動・プラごみ啓発のワークショップを企画(Steenz(スティーンズ))
2023 7月 ADvance Lab 共同設立 10 代〜20 代研究者が所属する次世代研究所の立ち上げに参画(知識製造業のリバネス-Leave a Nest-)
2024 6月 ADvance Lab 取締役 CBO ブランド戦略を統括し、企業との共創プロジェクトを推進(株式会社LINOA, 知識製造業のリバネス-Leave a Nest-)
2025 4月 副所長(第2期体制) 研究コミュニティ拡大と学際連携を担当(adlab.lne.st)
4 受賞・採択一覧
異能vation ジェネレーションアワード 企業特別賞(2022)(異能(Inno)vation | 独創的な人特別枠)
日本応用糖質科学会 ポスター賞(2023)(J-STAGE, Facebook)
澱粉研究懇談会 若手人材育成奨学制度(2024)(株式会社LINOA)
5 ビジョンと今後の展望
谷垣さんは「人と環境に優しい“食べられる素材”で、包装ゴミをゼロにしたい」と語る一方、ゲルの医療応用にも意欲を示しています。研究と事業の両輪で“ボトムアップのイノベーション”を起こすべく、国内外の学生・企業との共同開発を積極的に拡大する方針です(adlab.lne.st, 知識製造業のリバネス-Leave a Nest-)。
参考にした主な情報源
ADvance Lab インタビュー記事「料理感覚から始まったゲル研究者への道」(adlab.lne.st)
応用糖質科学 論文・ポスター賞記録(J-STAGE, Facebook)
総務省 異能vation 公式サイト(受賞者一覧)(異能(Inno)vation | 独創的な人特別枠)
ADvance Lab 会社設立プレスリリース & 役員紹介(知識製造業のリバネス-Leave a Nest-, 株式会社LINOA, 知識製造業のリバネス-Leave a Nest-)
宮本研究室 People ページ(筑波大 Digital-Bio)(Takafumi Miyamoto)
Good Life on Earth プログラムサイト(One Earth Guardians)
Steenz インタビュー「プラごみ削減に挑む高校生」(Steenz(スティーンズ))
#谷垣家
#ADvance_Lab_by_リバネス
#J-STAGE
#株式会社医食同源ドットコム