呼吸器回路のベッド支持アーム
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人工呼吸器を使用している方で、ベッドの背上げ背下げをした時に、その都度呼吸器の回路(ホース)の位置調整をしないと、気管切開部に負担がかかったり、水滴を吸い込んでしまったりします。位置調整の際にも、負担がかかることが多いので、少しでも楽に姿勢変換ができるように、ベッドの背板と一緒に動いてくれる保持アームを作りました。マットと背板ににベースを挟んで固定し、自在アーム(グースネック)で位置調整をします。回路の保持部は、アルミ板を曲げたものに細いゴムチューブ(自転車の虫ゴム用の長いチュープ)で固定するようにしました。ゴムを引っ張るためのタブ(ここでは装具のリング固定用のプラパーツを流用)をつけてあります。
最初は、合板のマット差し込み部にグースネックをネジ固定してみたのですが、ベッドの背板からの出っ張りを小さくしたいのと、支持部の安定を高めたかったので、アルミ板2mm厚を折り曲げてマットへの差し込み部を作り、L字型に立ち上げた部分に金属パイプを固定し、パイプにグースネックを埋めつないで、その先端に回路を固定するクリップ部分をねじ止めしました。(ここでは、マイク用のグースネックを使用しています)グースネックは、20cmの物を使ってパイプの中に5cmほど埋め込んで、ホットグルーで固定しました。あまり長くすると呼吸器回路の重さに負けてしまいます。
マット差し込み部の下側(背板の金属に面する部分)に滑り止めを貼り付けておくと、安定が増します。マット面は滑り止めを貼ると、マットの動きに引っ張られてかえってズレる原因となります。