マウススティック・タッチペン

- 四肢麻痺の方が、タブレットを操作できるように、口でくわえて使えるタッチペンです。現在主流のタブレット／スマートホンは「静電容量方式」が使われています。静電気ですから、電気を伝える素材で作る必要がありますが、金属やカーボンが直接皮膚や口腔に接する必要はありません。すぐ、近くまで届いていれば、静電気の移動はセンサーが拾えます。そういうわけで、くわえる部分に金属の芯を入れてプラスチックで包む方法をとりました。具体的にはモンジャのコテを芯にスプリント材料で包みました。モンジャのコテは重量がありますが、口元なのでくわえた時に感じる重みは少なく、負担としては先端の重量の方が大きな影響を与えます。タッチペンの先端は、消耗品なので交換が簡単にできるよう制作します。

- ニンテンドーDSのタッチパネルは、抵抗膜方式なので先端で圧を加えた部分を感知する方式です。タッチペンの素材としてはパネルに傷をつけないものであれば、どんなものでも良いことになります。