トランスファーボード
頚髄損傷で、車椅子駆動できている方ですが、移乗時に腰を十分引き上げられず、車椅子とベッドの隙間に引っかかりそうになる方ように製作しました。トランスファーボードを使用することで安全に以上することができます。
市販のトランスファーボードでは、大きすぎて、車椅子のバックポケットに入れて移動することができないため、小さなものを制作しました。
実は、こういったシンプルなトランスファーボードは、昔からあったものですが、最近、忘れられているようですので、改めてご紹介します。
合板を、切って、削って、磨いただけです。
折れ・割れのリスクを考えると、合板の方が安全です。しかし、制作の上で、表面のささくれ・引っかかりが生じないようにするためには、注意して加工し、滑らかに仕上げる必要があります。
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合板特有の、下層木の欠けなどがあると引っかかってしまったり、皮膚を損傷する原因になりますから、切り出し・荒削りの段階で中間層の木材に欠けがある場合は、潔く廃棄し、新しく切り出した方が良いです。
加工は、ノコギリで長方形に切り出し、ジグソーでコーナーを丸め、カンナ・やすりで縁を丸めて、紙やすりで仕上げて行きます。
その後、ガラス瓶などで圧縮し、ロウ・ワックスなどで仕上げていきます。