2026/02/12 今年度もタイピング講習を完走
情報通信エレクトロニクス工学科では、1年生で週に一度の「タイピング講習」を実施しています。
通信業界には、CLI(Command Line Interface。キーボードでコマンドを打ち込むことでコンピュータを操作する方法)でしかコントロールできない装置というのがあります。専門的な用語になりますが、「ルーター」や「サーバー」などといったものです。一部の学生さんはそういう業界に進み、そういう装置を触ることになる。そのときになってタッチタイピングができないようだと、本人がとても苦労することになります。タイピングは身体能力を伴う技能なので、若い頃の方が楽に習得できます。エンジニアに必要な技能だから、高専の1年生でマスターできるように講習をしています。というのが、学科としての狙い。
一方で、通信業界には進まない学生さんもいます。パソコンはGUI(Graphical User Interface。マウスを使ってコンピュータを操作する方法)で使えれば十分でしょう。しかし、文章入力はやはりタイピングで行うことになります。これを書いている2026年現在、音声入力技術は確実に進歩していますが、だからと言ってオフィスでみんながぶつぶつ喋りながら音声入力できる環境はなかなかないでしょう。
タイピングは、プライベートでも役に立ちます。タイピングはあくまでも文字入力のための道具であり、大事なのは「何を書くか」ということ。頭の中で考えていることをタイピングで手早く書き出して思考を「外化」したり、手書きよりも短い時間でその日のできごとを日記に認めたり。誰かに読ませるための文章を書く人もいるかもしれません。つまり、タイピングは自己表現の手段の一つでもあるのです。
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去年までは練習ツールとして「Typing.com」を使っていましたが、今年は「Typing Club」に変更。初年度ということで、私も架空の学生としてコースに登録し、一緒に練習を行ってきました。去年の秋、全部で685あるレッスンを完遂したと思ったら最後のレッスンで「おめでとう。もしまだやる気があるなら、全レッスンを星5つにしてみるといいよ」と言われました。
やらいでか。
その日から、星3つや星4つのレッスンをやり直す日々。レッスンが進めば難易度も上がり、1つのレッスンを5つ星にするのに1週間かかることもありました。そして先日、ようやくすべてのレッスンを星5つにできました。
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そんなタイピング講習も、今日が今年度の最終回。今年もみんな本当によくがんばりました。最初の頃は私のタッチタイピングを見て、「エグい」「あり得ん」といったリアクションをしていた1年生たちも、10ヶ月経った今、それぞれなりにタイピングできるようになりました。もっとも進んだ学生さんで、進度88%。すばらしい。去年の秋に開催した「寿司打大会」では、私は「一発勝負モード(1回でもミスすると終了)」というハンデがあったとはいえ、3,000円コースで私を超える学生さんも居て、頼もしい限りです。
これからは、プログラミングやレポートなどでタイピングを実際に使いながら、きっと、もっともっと上手くなっていくでしょう。私なんかは早々に飛び越えて、エンジニアとして、あるいは表現者として、活躍してくれることを期待しています。
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