2020/06/26 研究室始動、色覚実験環境の構築
新型コロナウィルスの影響による学校再開の遅れ、遠隔授業での再開を経て、今週からようやく研究室の5年生が登校し始めました。これまでは各自自宅での作業とGoogle Meetでの進捗報告会で何とか研究を進めてきましたが、やっと研究室での活動を開始できたというところです。
感染防止のために研究室内のデスクのレイアウトを変更し、外部モニタでお互いの間に仕切りを作るような形にしました。例年ならば4月に済んでいたはずの初期設定(外部モニター/マウス/キーボードへの接続、研究室WiFiへの接続、プリンターの設定など)が終わり、ちょっと落ち着いて研究作業に取り組んでくれています。
その横で、私は色覚実験用の環境を整備しました。研究室内の配置換えによって場所が変わるのに合わせて、色覚への影響が少ないであろう白いテーブルに変更。EIZO ColorEdge CS2740をカラーキャリブレーションしました。また、今回新たに山田照明 Z-209PROを設置し、モニターの映像だけでなく印刷物や実物も正しい色で観察できる環境となっています。 このモニターには色覚シミュレーション機能が搭載されていて、UniColor ProというアプリケーションによってP型/D型/T型の色覚の見え方をシミュレーションすることができます。これによって、一般色覚の学生さんは色弱者の見え方を確認しながら、実験用プログラムの開発などを行います。 ただし、このモニターでシミュレーションできる色弱の度合は固定なので、あくまでも確認用という位置づけになると思います。
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