半分パブリック、半分プライベートな日記
みうらじゅん
『ない仕事のつくりかた』より
みうらじゅんが子どもの頃にこっそりと日記を書いていたところ、途中で母親にその日記を見られていたということを知る
そこで母親に反抗するのではなく、それをむしろ楽しんで受け入れ、次第に母親という読み手を意識した日記を書くようになったとのこと
本来プライベートである日記が、しかも現在進行形の編集途中でパブリックな性質を帯びる
母親は毎回必ずしも見るわけでもないため、見られていないかもしれないけれど、(毎回)見ているかもしれない、というパノプティコン的な状況が生まれる 他者の視点(母親)を意識した、日記を書き始めるようになる
→ 内面ダラダラの心のノートから、わたしが主体化され一人の書き手となる