存在論
存在論は、哲学の一部門。さまざまに存在するものの個別の性質を問うのではなく、存在者を存在させる存在なるものの意味や根本規定について取り組むもので、形而上学ないしその一分野とされ、認識論と並ぶ哲学の主要分野でもある。
「存在論」の原語は、ドイツ語でOntologie、ラテン語でontologiaであるが、この表現はギリシア語でειναιという動詞の現在分詞にして「存在するもの」を意味する「オン」と、「理論」を意味する「ロゴス」を結んで、17世紀初頭ドイツのアリストテレス主義者ルドルフ・ゴクレニウス によって作られたものである。