ノマドロジー
ノマドロジーとは、遊牧民のように定住することなく、絶えず移動し続ける思考の様式を指す。これは単なる場所移動を意味するだけでなく、思考そのものが領土化された価値観から離脱し、新たな可能性を切り拓いていく営為。
従来の哲学は、普遍的な真理を求めて一つの中心的体系を築こうとしてきた。しかしジル・ドゥルーズは、そうした中心的思考に反旗を翻し、無数の方向へと分岐し続ける「ノマド的思考」を提唱した。
編集:西村乾