シミュラークル
シミュラークルとは、語源的に「表象、イメージ」の意であるラテン語「simulacrum」に由来し、一般的には現実を別の何かで置き換えたものを意味する。シミュラークルの歴史的発展は、「前近代」「近代」「現代」における価値法則の変動に対応する。
1970年代以降の「現代」における価値は、記号のコードに基づく差異の変調、すなわち「構造的価値法則」へと移行した。この時代のシミュラークルが「シミュレーション」である。近代的な労働や生産が、消費やサービス、あるいはコミュニケーション等の非生産的労働と代替可能となった「現代」において、価値は現実の対象から解放される。
参考:
https://bijutsutecho.com/artwiki/87
編集者:土屋志野