Augusto Boal
アウグスト・ボアル(1931-2009)
ブラジルの演劇家、演劇理論家、政治活動家。ブラジルのリオデジャネイロで生まれ、ニューヨークのコロンビア大学で演劇学と化学を専攻する。その後ブラジルに戻り、サンパウロのアレーナ劇場で働き、古典劇を数多く演出する。1964年クーデターが起き、アルゼンチンに追放される。そこで5年間過ごし、『トルケマダ』(1971年)と『Theater of the Oppressed』(1973年)を出版する。その後ペルーやエクアドルなど南米の他の国を旅し、内戦や政府の無関心などの紛争に苦しむコミュニティの人々と活動する。軍事独裁政権の崩壊後、14年間の亡命生活を経て1986年にブラジルに帰国する。大規模な被抑圧者演劇センター(CTO)を設立し、人権のために闘う数多くの組織と連携して活動する。1992年、演劇活動家としてリオデジャネイロの市議会議員に立候補し、当選する。2009年ユネスコから「世界演劇大使」の称号を授与される。
wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Augusto_Boal
編集:小長谷 恵美