「感覚の変換による観察」瓜田理揮
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つくった感想
一番面白かったポイントは、一周スリッドが入っている小さなうねうね?の形が全然触覚で読み取れてなかったことです。記憶で思い出せなかったのがそのズレを引き起こせたのかもしれませんが、頑張って読み解こうとしたのに平行のスリットだと認識してしまった、ズレが面白かったです。
そこから分かる視覚デッサンと触覚デッサンの違いとして以下の要素があると思います。
触覚
爪で探りながら、細部をつなぎ合わせていく感じ ( 完成した気分にならなかった )
全体感で見た時の縦横比のバランスが取りづらい。
触覚を立体に起こして、立体像を作り出してもいいハズなのに、線画で描いたのが不思議
立体感をつけるぞ!っていう意識にならないのは、触覚を元に絵で三次元に落とし込む訓練をしていないから?のような気もします。
視覚
紙に対して、プロポーションを取りやすい。
全体感をまず観察して、だんだん細部にこだわって描いていきやすい
触覚は難しかったけど見えるようになったらとても情報量があるので描いているのが楽しかった。
また、2つを見比べた時に分かることは、左より、右を大きく描いているのです。
これは、視覚情報は紙に対するバランスもあらかじめ描けるからだと思います。
視覚を使ったデッサン力をあげる上で、触覚デッサンを1度やってみる予備校講習も面白そうだと思いました。普通のデッサンも、始めたばっかりの時はアウトラインから描いちゃう、みたいなことがあるのですが、美大予備校で、視覚から絵の中で立体感を生み出す経験が無いだけかも?とも感じるので、手で触ってディテールや塊がわかって視覚情報がアップデートされる感じがありました。
触覚デッサンのコツ
触り方が、描き方に左右される。
私は、爪を使って描いていたので、ペンでなぞるように描画した。
なので、手全体を使って触ったら立体像を描けるかも
初めて描いたらみんなイラストチックになるのが面白い。
極めていくとこれだけで究極のデッサンができるかもしれません。箱の中身はなんんじゃろデッサンとかもしてみたいですね。長くなりました。手軽にできる面白い課題だと思うので是非!!