探議
Exploreeting(=Explore + Meeting).
読み方は「たんぎ」
背景
会議だけではまかなえない領域がある
その一つが探索であり、探索的な仕事の仕方を探索駆動というが、この概念は先進的でわかりづらい
わかりやすく親しみやすい手法をつくることが急務と考え、会議の名前をもじった、直感的にわかりやすいものをこの度つくりましたsta.icon
概要
探議には目的がない
会議には目的があり、その達成を目指す。目的の設定不備や目的への到達不備は非とされる
探議にはそもそも目的がない。お題はあってもいい。何がどこまで出てくるかはわからない
探議のフェーズ
1: 前提フェーズ。お題、制限時間、使用ツールや記入フォーマットなど文脈を共有する
2: 探索フェーズ。各自前提に従って探索する
3: 探検フェーズ。自分や他メンバーが探索したものを読む
4: 終端フェーズ。探索→探検をもう一度やるか、探議を終わるかを決める
探索とは
🙏発想法的に検討を行い、その過程や結果を書いて残すこと 探検とは
探索によって書かれたものを読むこと
読みながら書いてもいいが、探索として残してはいけない
探議を設計する
お題、可視性、ループの3つを設計する(その他の前提は割愛)
お題:
探議のテーマとなるもの。お題、テーマ、議題など呼び方は何でもいい
お題は何も設定しないか、1個のみ設定する
お題はできるだけ一言で済ませたい。長くともA4一枚以内。これ以上長い場合は、収まるように事前に実力水準を揃えるべき
可視性:
探索フェーズでも他の参加者が書いているものが見えるかどうか
見える → オープンな探議という
参加者全員が全員の探索内容を見ながら、自らも探索していく形になる
見えない → クローズドな探議という
探検フェーズで見せる形になる
見せる作業を忘れて or 怠けて何も見えない、はあってはならないことなのでツールの力やファシリテーションなどで厳しくコントロールせねばなりませんsta.icon
また探議はシームレスに行うべきなので「見せたくないものは各自手元でメモしておいて」は望ましくありません。あくまでも探議ツール上で可視性をコントロールしたいですsta.icon
ループ
探索→探検のループを何回繰り返すか
推奨は2回以上。なぜなら探検の結果を踏まえて洗練できるからである。ダブルという
ダブルを行う時間がないが、とりあえずでも前に進めたいといった場合、1回だけ回す。シングルという
ダブルを基本にして、それ以降はその都度考えることをメイビーダブルという
意地でも質の高い案を出したいなど粘りたい場合、最初から3回以上を課すこともある
3回:トリプル、4回:クアドルプル(クアッド)、5回:クインタプル(クイント)という
Q&A
Q: 合意形成や意思決定はどうやるの?
Ans: やりません
探議は参加者各自がとことん掘り下げ、またそれを見てもらうことを目的とした「探索的な営み」です
合意形成は意思決定は、探議の結果を踏まえて別途会議などをしてください
あるいは他の探索駆動手法を使っても良いです 👉️探索駆動 Q: 喋らないということ?
Ans: はい
人と人が直接喋ることはありません
https://gyazo.com/c20dcccbff3de6d6ee513bfa25e28d3f
ただし残す手段として「音声認識」を使うことは可能です