CDO(Chief Diversity Officer)
多様性の実装をリードする役割。
概要
多様性とは:
ここでは「支配的な規範」が複数共存している状態と定義する
たとえば働き方で言えば、毎日出社派とハイブリッド派とフルリモート派が共存している
共存は各階層各部門において例外なく存在する or しえる
特に経営層や変革部門や間接部門など組織の舵取りや下支えを行う場所にも存在する
多様性の実装とは:
多様性を実現すること
特に実現のために技術と概念を駆使すること
たとえばこのサイトで扱っている知的生産物が使えますsta.icon
結局のところ、多様性とは「あり方のエンジニアリング」であり、あり方をカスタマイズできるだけの知識と視座とスキルを要します。デジタルを知らない者にDXが成せないように、働き方や仕事術を知らない者に多様性の実装は成せないのですsta.icon
レベルとは:
「支配的な規範」は何個存在するか
一つしかない場合はLv1、二つあるならLv2
アプローチ
CXO(Chief Transformation Officer)と同様
階層的に言えば経営層と同層にいる
直接的な権限はもたずに啓蒙含むリードに徹する
ただしCDOはCXOよりも啓蒙の比重が重くなります。皆に「あり方」そのものを理解してもらう必要があるからです。変革は仕組みができたら運用できますが、多様性はリテラシーであり「あり方」自体の理解が(現場レベルでも)必要だからですsta.icon
たとえば働き方のレベルを上げたい場合、そもそも皆さんの働き方は「毎日出社」と呼ぶべきものなんですよ、唯一ではないのですよ、という点を自覚してもらう必要があります
関連
WSD-Lv(働き方の多様性レベル)|仕事術2.0
多様性とは「支配的な規範」がn通り共存していることである、との着眼の原案です
CX(Cultual Transformation)
規範はしばしば文化のような「疑う余地のないもの」として君臨しているため、文化を疑い、必要に応じて変更するとの視座に立つCXも参考になります