プラント・クローン
創作における概念で、ある人物の「自我無きクローン」をつくること。またそのようなクローン。
植物的なクローン。Plant Clone.
背景
創作において、ある人物を身体的に好き勝手にしたい場合、以下が考えられる:
1 時間停止など対象を停止させる系
2 パラレルワールドやクローンなど「全く同じ人物がもう一人いる」ことにして、そちらを攻める系
いずれも好き勝手にはしづらい
1については、時間停止した生物の扱いが難しい。たとえば皮膚や脂肪の感触はどうなるのか等
2については、クローン側にも自我があるため強引・強制の域を出ない
この問題を解消する概念は長らく不在だった
強いて言えば、1を採用して、かつ細かい部分に目を瞑るしかなかった
概要
ただのクローンではなく、自我無きクローンをつくるようにする
自我無きクローンとは:
対象人物Aと全く同じクローンA'である
しかしA'には自我がない。人間を決定づける記憶がなく、したがって意識も意思も自我もない
脳自体は存在し、身体機能は働いている(無論何も補給されないし排泄されないので朽ちていく)
これをプラント・クローンという
プラントとは植物であり、植物状態のメタファーを指しています
開発秘話
「強引・強制の癖がない者でも思う存分楽しむには」は長らく課題でしたsta.icon
私は作家ではありませんが、知的生産者としてこの難題に取り組みました。ラブドールからヒントを得て、自我をなくした人形のような概念を導入すれば解決できると考えたのです