Ergo42 Towel ビルドログ
https://gyazo.com/918802e9b0df08dae48c6c3dd2275679
秋葉原にある遊舎工房の店舗へお邪魔し、初めての自作キーボードキットを購入した。 本当はHelixを買う予定だったが、HelixはLEDなどパーツが多くてあまり初心者向けではないらしく、並んでいたErgo42 Towelのほうが組み立ては比較的簡単だと店員さんから勧められ、即決で購入した。 買ったもの
https://gyazo.com/84df58cd71e86ee0c4451842ceee58ac
キットにはPCB、ダイオード、アクリルケース、Pro Micro、スプリングピンヘッダ(コンスルー)が付属
Gateron Silent Red 56個
TRRSケーブル
micro-usbケーブル
精密プリント基板用 リール巻はんだ
はんだ吸い取り器
Pro Microはusb部分がもげやすく、念の為購入(Moge Microとも呼ばれてるみたい)
キット、ケーブル類は全部店頭にて購入。
それ以外はネットで調べ、必要になったものは都度Amazonで注文した(今思えばアキバのパーツショップで買ったほうが3割くらい安く済んだ気がする)。
最終的にかかった費用は3万円くらい。
組み立てる
ビルド手順は公式ドキュメントのリポジトリにあるREADMEをメインに進めたが、以下の記事に補足情報が沢山載っていたので超助かった。 https://gyazo.com/5b6e028fd32f0f040c27c756ed5bff3c
リードベンダーを使ってダイオードを折り曲げる。
ダイオードの黒い線が入っている方が下になるように注意しながら基盤に挿入する。
ダイオードがひっくり返らないように手で抑えながら基盤をひっくり返し、はんだ付けをする
https://gyazo.com/9b66ce61b503668a3c9f1b20fb82e273
ダイオードの余った足の部分をニッパーで切る
https://gyazo.com/67f8d19d8b54899e74e267088e15c9c4
テスターを使って導通確認。(見切れてるけど上部にねんどろいどゆかりん)
https://gyazo.com/4e24dba81ffcd3f0d69da780923e8e4d
このセットを反対側も同様にやる。
結構疲れた。。。
https://gyazo.com/c4debdd85b84470895a8230b86ca4d03
気分転換でPro microのコネクタ部分に接着剤をつけた。これがモゲ対策。。。!
コネクタ内部に接着剤が入らないように気を付けながら塗りたくる。(最悪接続できなくなるので結構注意)
https://gyazo.com/dc5b63418060a977d98323ce3039e22a
タクトスイッチ→TRRSジャック→Pro Microの順で基盤にマウントする。
今回付属されていたコンスルーを使ってPro Microをマウントした。
https://gyazo.com/937a44351456fb16a78c8f8595ef80e2
アクリル板にキースイッチをはめ込む。
(ここからだんだん楽しくなってきた。)
https://gyazo.com/cbc1262e2c9f8e9706cc59f2c5201a48
アクリル板をPCBにはめ込み、再び裏返しにしてスイッチのピンとPCBとのはんだ付けを行う。
https://gyazo.com/ae8ece8530328c01fe8d1217d74f8e73
スイッチを押して導通確認を行い、問題なければケースを組み立てる。
組み立てはこれでほぼ完成!
ファームウェアを入れる
Pro Microにファームウェアを書き込む。
Flash QMKファームウェアをGithubからCloneし、ドキュメントに従いながらセットアップの準備をする。 自分はMacOSで行った。実行したコマンドは以下(漏れがあるかもしれないので、あくまで参考程度に)
code:bash
# qmk_firmwareをクローン
# firmwareを動かすのに必要なパッケージをhomebrewからインストール
brew tap osx-cross/avr
brew tap PX4/homebrew-px4
brew update
brew install avr-gcc@7
brew link --force avr-gcc@7
brew install dfu-programmer
brew install dfu-util
brew install gcc-arm-none-eabi
brew install avrdude
PCとPCBをMicroUSB経由で接続し、qmk_firmwareのディレクトリ上に移動してmakeコマンドで以下を実行。
書き込みが終わったら、もう片方のPCBもUSB接続してファームウェアを書き込む。
code:bash
cd qmk_firmware
make ergo42:default:avrdude
手順に従いながら両方のPCBにファームウェアを書き込みが完了したら、TRRSケーブルで両方を接続する。
ブラウザでキーボードテスターのサイトで1文字ずつ打ち、ちゃんと入力ができているか確認する。 反応のないスイッチがあった場合、大半がはんだ付け忘れ、溶接ができていなかったのが原因なのでもう一度はんだ付けしてみること。
ちなみにErgo42のデフォルトキーマップはここから確認できる。 METAとかFNキーを押下してもキーボードテスター側では反応しない。
全てのキーが入力できることを確認できたらファームウェアの書き込みはこれで完了!
キーキャップをはめる
https://gyazo.com/2230abb66355ac8e09a417d6007423a2
購入したキーキャップをスイッチにはめる。たのしい。
キーキャップをしまうところがなかったから適当にめぐりズムの空き箱を使用(皆さんどうやって管理してるんだろう)
完成
https://gyazo.com/b64ab7afef1265cacdb05ede0f0d16f8
反省点
初めての自作キーボード制作だったが、やっておいたほうががよかったことを挙げておく。
マスキングテープでダイオードを固定すること
一部ダイオードの接着部分がはんだ付け中に浮いてしまい導通しなかった。はじめからマスキングテープで固定しておけばもう少しきれいにダイオードをマウント出来たと思う。
ファームウェアの書き込みはケースをマウントする前にやること
完成に近づいていくとどんどん次に進みたい気持ちはあるが、少し抑えて先に入力確認をやっておく。でないと手戻りが発生した時にケース外したり単純に面倒だった。
まとめ
特別はんだ付けが得意ではないが、完成してしまえば全て良しという考えはあってもいいかもしれない(怒られそう)
現在職場で使用しており、そろそろキーマップ変えてみたいなーと思うところ。入力信号から編集できるのが自作キーボードの良さでもある。
3ヶ月前から自作キーボード界隈のことを調べていたが、今回挑戦できて本当によかった。
さて、次はどんなキーボード作ろうか…