富裕の連鎖
日本における世代閒所得移動と「富裕の連鎖」
佐藤嘉倫、吉田崇「貧困の世代間連鎖の実証研究⸺所得移動の観点から」2007/6
本稿では, 從來困難だとされてきた父所得の推定を行ひ, 父所得と本人所得の閒の世代閒移動に着目して, 現代日本社會で貧困の世代閒連鎖が起こってゐるか否かを檢討する。 全國調査データを用ゐた分析によると, 現實に生じてゐるのは, 「貧困の連鎖」 よりも 「富裕の連鎖」 とも言ふべき現象である。 すなわち所得四分位による所得移動表の分析から,最上層で世代閒移動がもっとも固定的であることがわかった。 そして, その背後にあるのは, 父所得から學歷, 學歷から現職, 現職から本人所得といふ一聯の地位達成過程である。このやうに, 父所得が本人所得を直接的に規定してゐないので, 「富裕の連鎖」 に政策的に介入するのは困難である。
貧困の悪循環 - Wikipedia#:~:text=連鎖」よりも「-,富裕の連鎖,-」とも言うべ
日本においては、所得移動の觀點から全國調査データを用ゐた分析によると、現實に生じてゐるのは 「貧困の連鎖」よりも「富裕の連鎖」とも言ふべき現象だとの指摘もある。敎育水準と親の年收の關係も深く、2007 年の東京大學の學生調査によると、東京大學生の親の年收 950 萬円以上の割合は 52.3% を占めてゐる。