回帰があると因果は巡り、曖昧になる
神経活動が因で行動が果という考えは前向き方向のみの抽象で、例えばザリガニの逃避遊泳の神経機構は初めはそう説明された。一旦は納得できる。だが、随伴発射経路はじめ回帰経路があることが知られている。回帰があると因果は巡り、曖昧になる。添付画像はKagaya+2022より。
https://scrapbox.io/files/6503e5c133588b001bbd3a21.png
Naa_tsure.icon行動の発生について、神経→行動とつい単純化してしまいがち
多分だけど、僕のこのツイートに反応して下さったんだと思う
これなら相関に留まらずに神経→行動の因果に迫れそう
ただ技術が発達して、あらゆる領域の計測と干渉ができるようになったとしても、脳の仕組みを理解できるのかは未だに疑問
ここで言及しているのはこの論文
Naa_tsure.icon指摘を踏まえると、この方法で捉えられない回帰が沢山ありそれらの寄与を考慮できない
が、深層や小脳に対してはおそらく適用できないし、いはんや複数領域の同時計測
トップダウンとボトムアップを組み合わせた感覚情報処理をボトムアップにだけに注目してしまう感じ