記号創発スタディノート
Naa_tsure.icon記号接地問題が解かれているのかということ自体曖昧だったが、なんとなく整理された感じがする
記号接地問題は人間以外のシステムに記号を持たせてみたが、そのシステムが持つ記号というのは、実際の現実との直接的な結びつきがない問題。
これはシステムが持つ記号というのが、自発的に獲得したものではなく、人間が外的に与えた(定義した)ものだから。
記号は、記号そのものだけではなく、それが指す対象、そしてその解釈という3つの観点から捉えられるべき。
外的に与えられた記号では、この3つ観点から捉えた記号ではない。
逆に考えると、システムが自ら環境からの信号を元に記号を獲得するようにすれば、この問題は解決されるはず
そして、ここでいう環境は必ずしも現実世界そのものである必要はなく、すでに人間が抽象化した世界である言語の世界でも良いのでは?
現実に生きる人間が獲得したもの(言語)であれば、それもまた現実に即した意味を持っているはず。
実際、LLMはそれであたかも現実を理解しているかのような振る舞いをするわけだし。
Naa_tsure.iconとはいえ、人間の言語の学習は感覚運動系の学習を基礎としているのでは?とも思う。