book2 PART1 CHAPTER ONE THE PRINCIPLE OF UNFOLDING WHOLENESS IN NATURE / 9 /EMERGENCE OF LIVING STRUCTURE
密接に結びついたシステムの相互作用の結果に過ぎないのではなく、空間で起こる全体性が必然的にそのように展開し、より多くの生命を創造するということを意味します
お、このへんが進化論的な話とはちがうな。これの直前でも「prefer」なんだよっていう話もあったり。具体的な意思があるってところなんだろうな。進化論で語られている生物たちももちろん意思があるんだけど、そういう集団的な心理みたいなものを無生物にもあてはめて考えているってことなんだろうけど。
この意思やその方向がNOOってことですかねー(それ自体が何なのか分かりませんがw)
有機的な世界と無機的な世界の両方で - が、密接に結びついたシステムの相互作用の結果に過ぎないのではなく、空間で起こる全体性が必然的にそのように展開し、より多くの生命を創造するということを意味します。
内容的にはこの前で言ってることと同じだと思いますが、きょんさんが書いてくれてる「集団的な心理みたいなものを無生物にもあてはめて考えている」ってことなんですかね?自然とかだと、意思とかではなく全体の相互作用で結果としてそうなっていく、って話かなと最初は思ってました。「空間で起こる全体性が必然的にそのように展開し」と「相互作用の結果」の差がちゃんと掴みきれていない気がします。
最小作用の原則からの推論で様々な現象を説明できるっていうのは面白い話だな。
保存しながら時間と構造を進めていくのが生き生きとしているっていうのはわかるんだが、一方で保守的な組織はむしろ生き生きとしていないように見えるんだが。。。って書いていておもったが、それはセンターが保存されているのではなくて、ここでいう弱まっている例なんだな。何もしないことが保存されるわけではなくて、維持されるためのなにがしかの運動?活動?現象?が存在しているってことを見逃しがちなのかも知れない。
保守的な組織は、ただ生存のために「現在の構造を守ろう」しようとするけど、生き生きとした組織は「現在の構造を残しつつ、外部の変化に合わせた新しい形態へと変わろうとする(=構造保全変容)」という違いがありますねtkskkd.icon
胚発生の形態形成の明らかな謎、さらには進化の中で選択的利点なしに現れる新しい有機的形態の異常で説明できない出現も、時間tから時間t+1までの任意のシステムの進化が、時間tでのシステム内に見えるセンターに作用し、可能な限り多くの構造を保存し、強化する方法でこれらのセンターの一部を強化し、可能な限り少なく破壊するプロセスによって支配されていると考えると、より容易に理解できるかもしれないと信じています
「**の観点から生存に有利だからこの形状になっている」ではなく「センターを強化するように展開するプロセスで生まれてくるものはいきいきしたものなので残りやすい」的な感じですかね?前者も間違いないところもあるだろうけど、それだけでは説明できないものもあるよね、って話だと思うんですが。
アレグザンダーが好きな人はこうして生きものに興味が湧くんだなと思いました。
生き物でなくても「人間・自分の身体(という生き物)」に興味を持つのがおすすめです。tkskkd.icon
10/ A FINAL COMMENT ON ARCHITECTURE
建物を設計し、深い建築形態を創り出すことの意味についての私たちの考え方は、この知識によって永遠に変えられなければなりません。
これはどういう意味ですかね?
建築家のビジョンがほとんど自発的に、そしていずれにせよ突然に、建築家の胸の中で生じるという考えに基づいています。
ここがそうじゃないって言ってるのかな?
ここはまさにまとめみたいなかんじでいままでのところを読み直してみると結構急にカウンター打ってきたなってかんじがした。
ここまでは比較的既存の手法のダメなところっていうよりは、自然や昔の建築におけるプロセスにかんしていろいろはなしたり、静的構造だけではなくて動的構造に着目する必要性についてのべていたので、お、現在の建築との対比をさらっとまとめてきたなっていう感じ。