book2 6/POSSIBILITY OF A NEW VIEW OF ARCHITECTURAL PROCESS
官僚のように、私は自分の役割を果たしますが、「何に対しても責任を持ってほしくないでしょう - 私はただ仕事をしているだけです」と言います。
↑と↓を比べるとそりゃ下の方が良いってのは分かるんだけど、そうじゃない方が今の仕事では多いと思うので、何かハードルがあるんだろうなぁと…
良いプロセスでは、個々の役割を果たすだけでなく、全体に対して責任を持つことが求められます
アジャイルにおけるチームを予感させる言葉だなー
Kent Beck がアレグ大好きなのも頷ける
やはり2000年以降の新たなミレニアムで、ソフトウェアの新たな歴史を切り開いたのは、アレグの考え方を導入したのが大きかったんだよなぁと改めて感じます。
プロセスを通じて全体との一体感を追求することは、建築や都市計画においてより良い結果を生み出すために不可欠です。
全体との一体感、良い!
世の中で良いと言われているものでも、その全体と一致するか、全体をより強くするか、みたいなのが重要なんだろうなぁと思った
建築という観点では、昔は全体との一体感(自然現象とかも含め)を持ったものを作ることしかできなかった、というのもあるのかなぁと思ったり
ソフトウェアという観点では、コンピュータ・システムだけでなくて、人の行動も含めたシステム全体を考えるというような方向性でも全体性の議論ができそうですね
良い話だ!
コンピュータという機械をぶった斬って、その機械の部分だけをシステムと考えて設計するのではなく、使う人が機械に関係なくやっている部分も含めて、システムとして考えて設計するというような
私は、懐古的な理由で「作ること」を再導入すべきだとは主張していません。しかし、全体的な意味での作りに基づかないプロセスは、生命のある構造を創造することはできないことを証明します。さらに、現在および将来の最先端の技術を使用したハイパーモダンなプロセスを示し、私たちの態度を支配する新しい形式の作りを実証します。
このあたりがアレグの特徴的な部分なんだろうなぁと
現代デザインはモリスから始まると言われているけど、同じアンチ機械論であっても、モリスからの流れは懐古的なものを感じてしまいます。
それに対してアレグは、ものづくりのプロセスを観察し抜いたところ、自然の秩序との接点に気づいて、それを人が実現できる形のプロセスにまとめようとしたみたいな感じなんでしょうかね。
ここまで終わった
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私は、懐古的な理由で「作ること」を再導入すべきだとは主張していません。しかし、全体的な意味での作りに基づかないプロセスは、生命のある構造を創造することはできないことを証明します。さらに、現在および将来の最先端の技術を使用したハイパーモダンなプロセスを示し、私たちの態度を支配する新しい形式の作りを実証します。
アレグが「作ること」(making)に着目しているのは重要かもですね。
今で言うとデザインとアブダクションとかそのような話題に繋がりそう
伝統的な社会はほとんど非生命のプロセスを見ませんでした。
非生命のプロセスは地球上においては最近のものです
がっつりと2つに分けて説明しているのがおもしろいなーっておもいました。The Battleみがあるな。
アレグらしい展開
モダニズムへのアンチテーゼがアレグの一つの動機になっているのだろうなぁと改めて感じました。
これは、現在最も頻繁に行われている分断された機械的なプロセスで存在する「私はただ仕事をしているだけ」という態度から大きく逸脱しています。社会的および法的に責任の範囲が明確に引かれていることで、各人が全体に対して責任を感じないようになっています。
責任の分断って色々なところにあって重要な問題だなぁ
だから住民参加である必要があるというようなところにも繋がりそう
しかし、生命のプロセスと非生命のプロセスの区別が現在明確になってきており、現時点では生命のプロセスの明確な概念や定義が存在しないため、それを明確化する必要が迫られています。
私はこの本で、この区別を明確にし、生命のプロセスが世界とその創造に優位性を持つような理論と日常的な実践の基盤を築く試みを、おそらく初めて行っています。
いよいよプロセスの説明にはいってきた!
ワクワク!
ここでようやく前書きが終了!
建築におけるプロセスの重要な役割について劇的に明確な声明を行った数少ないテキストの1つは、Halim Abdelhalimの『THE BUILDING CEREMONY』(カリフォルニア大学バークレー校、1981年の博士論文)です。もう1つの注目すべき例は、Stewart Brandの『HOW BUILDINGS LEARN: WHAT HAPPENS AFTER THEY ARE BUILT』(ニューヨーク:Viking、1994年)であり、建物の動的な歴史を最も顕著な特徴の1つとして明確に示しています。
どっちも読んだことなかった。読んでみたいな。
たしかに読んでみたいので少し探してみたけれどインターネット上に無さそう?
本の内容からちょっと?大きく?外れますが、全体との一体感や全体での責任などは本当に重要だと思う一方、個人がどうしてもこれがやりたい!こうしたい!というアツい気持ちもあると思ってます。やっぱり