「戦場の霧」
端的にいうと不確実性の存在のこと
3つ目は情報の不確実性だ。今も昔も、指揮官が戦いの状況を自分の目で直接みて確認できるのは、自信周辺のごく限られた範囲内に過ぎない。... しかし、味方の斥候が敵情を見誤ったり、伝令が伝達事項を勘違いしたりすることもあり得る。そもそも、偵察ができるのかどうか、伝令が連絡先にたどり着けるのかどうかも、100パーセント確実とはいえないのだ。こうした戦場における不確実性は、一般に「戦場の霧」 (英語でフォグ・オブ・ウォー) と呼ばれている。
イラストでまなぶ 用兵思想入門 近世・近代編 第2講より
この不確実性が意思決定や実働部隊の行動に影響を及ぼすことや計画に対するずれを「摩擦」と呼ぶ
いかに目標に対する「戦場の霧」の影響を小さくして「摩擦」を減らすか、を念頭に体制や行動プロセスを考える
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