うちもこが遂にラブコメのスタートラインに立つお話。
表紙
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一見するとうっちー以外で仲良くしてるように見えるけど、宮崎さんのポーズやかよちゃん映れてなさそうな感じからすると、学校休んでるうっちーにビデオ通話してるようにも見えますね。ペットボトルの「SMILE WITH YOU」もうっちーとの絆を表してそうです。
ここって体育館の階段登った縁の部分ですよね。(なんていう名称なんだろう)ランチ場所として妙にリアル感あるチョイス。
加藤さんの視線
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なんかネモを見る目が怖い気がするのは気のせいだろうか。。
この感じだと二木さんはチーム内でも基本単独行動なんでしょうね。
雌猫の絆
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全員が同じシュシュを身につけている雌猫グループ。この後出てくるなつさんも手首につけてます。修学旅行では同じ服装をしたり、遠足では同じ耳をつけたり、何かとお揃いにしたがる様は「典型的な女子グループ」っぽさ(響け!ユーフォニアムの高坂さんが嫌いそう)を感じさせますが、あとでもこっちが考察するようにそれでいて実際本当に仲がいいのが雌猫グループの面白いところです(うっちーのシュシュはあったりなかったりしますが、多分作画ミスか省略されてるだけ)。そも、この子たちが仲良しごっこやってるだけの関係なら、キバ子の友人のように「顔のないモブ」として描かれるはずなんですよね。 うっちーの振る舞いがあまりにおかしいので遂に喧嘩になってしまいますが、「うちらは同じクラスになれて嬉しかったのにうっちーはそうじゃなかったってことだね」なんてセリフ好きじゃないと出てこないです。優しい子たち。
黒木の存在に気づくだけで面白い女、うっちー
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「!」「黒木!?」だけで笑えるのがうっちーのすごいところ。
これ、「軽く話すだけの関係なのについついて来てしまう」部分にもこっちの人の良さが表れてますよね。普通やらない。
「大切な友達」
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すごいコマだ
まこっちとか…と予防線を張った上でですが、黒木のことをはっきり「大切」と言ってのける何気に大胆なシーン。(相変わらず「ク…クロキ…」とどもるのが愛おしい)
もこっちは「友達認定されててびっくりしたが」と戸惑ってるようですが、これまでの彼女からすると嬉しいはずだと思うんですよね。
震えっち
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握った拳が震えているもこっち。これまで「怖い時」「緊張している時」にスカートの裾をギュってする癖があるもこっちでしたが、今回はただ拳を握りしめており、少し様子が違います。(実際、このあと雌猫グループに囲まれるシーンではズボンをギュってしてます)このことから「恐怖」ではなく勇気を振り絞っていること、「少しだけ」と言いつつかなり心を痛めていることがわかります。もこっちはモノローグで言ってるより実際の感情強く動いていることが多い気がします。
察しのいいメガネさん
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ここから雌猫グループは流れるようなチームプレイで事態を解決に向かわせます。
中でも注目したいのはメガネさんが作中で初めてちゃんとした「女同士の恋愛」について言及したことですね。まこっちのガチレズさんとかはギャグですが、こちらはわたモテ世界での「百合」の扱われ方を示している点で異なります。
「まあもちろん友達としての好きだと思うけど」と言いつつ、色々察している感じが聡いです。修学旅行でも恋バナに食いついていたことからその手の話題に理解があるのでしょうね。
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メガネさんともこっちの絡みなんかエロくないですか?体に触れながら「いい?」って耳元で囁くのだいぶ蠱惑的。ちょっと加藤さんっぽくもある。
「例のあの人」卒業
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かよちゃんのこれ、なんかすごく感慨深いセリフです。雌猫にとってのもこっちが「例のあの人」から「友達の友達」になった瞬間です。
もこっちの涙
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うっちーのツンデレに対し本気で傷ついているもこっち。もこっちが明確な悪意に晒されたのって、「ゴキブリ踏んだ時」とか「黒木さん状態」とか割と数える程しかない気がします。ましてや直接「キモい」と言われるのは作中で初めてかも。委員長に無視された時も映画見るのやめてるあたり、モテ出してから打たれ弱くなってる。
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ここのもこっち可愛い。
うっちーの持ちネタと化した「なんで!?」でお話は終わりですが、このあとフォローがあったのかは非常に気になるところです。ですが、「あくまでギャグ漫画としてもこっちの青春を切り取る」スタンスである以上、この辺りはあってもおまけ行きになる気がします。この一番気になる部分は語らないところがわたモテの魅力でもあります。
そう、青春群像劇と呼ばれ始めてはいますが、わたモテは基本ギャグ漫画です。よって、これまで通り絵文字は面白ストーカーキャラとして消費しきるという選択肢もあったはずなんですよ。
でも今回でそれをやめた。ものすごい転換点だと思います。本当にどんどんすごいことになっていってる。
今回のわたモテは、うちもこはちゃんとラブコメをしますという宣言でした。とにかく、うっちーに幸多からんことを。