Web3.0
◉Web3.0とは
次世代の分散型インターネットのこと。
Web3.0は、インターネットの歴史におけるWeb1.0、Web2.0に続く「第3世代」として捉えられています。
初期のインターネット(Web1.0)は、ほとんどがテキストベースの静的なコンテンツで構成され、インターネットユーザーの大部分はそれらを消費(閲覧)するだけでした。
スマートフォンやSNSなどの普及に伴って2000年代半ばから始まったWeb2.0では、YouTubeやTwitter、Facebookなどのプラットフォームを使って、誰もが情報を発信できるようになりました。
このインターネット第2世代で、インターネット上のデータは爆発的に増えましたが、そこで問題になってきたのがデータの取り扱いです。先述のように、Web2.0ではGoogleやAmazonなどの巨大プラットフォーマーに莫大なデータが蓄積されるようになりました。しかし、多数のデータを特定の場所に集約することはセキュリティ上、大きなリスクになります。また、プラットフォーマーはユーザーのアカウントを凍結したり、投稿を削除したりする権限を持つので、言論の自由などが侵害される恐れも否定できません。
こうした懸念をWeb3では、ブロックチェーンなどを使ってユーザーが自律分散的にデータを管理できるようにして解決を図ろうとしています。Web3において、ユーザーのデータは、分散型ネットワークであるブロックチェーンに保存されます。そのため、通信やデータ保存の際に、プラットフォーマーのサーバーを経由する必要がなく、Web2.0の問題である中央集権的なインターネットの仕組みから解放されます。
*参照元:
docomo buisiness Watch(2023)「今注目のWeb3とは?基本をわかりやすく解説」