そこからとれた地下水
◉カクテルスタンドフレくの井戸水と京都の水について
五条の新店舗で堀った井戸水から出るのは、硬度88の中軟水。日本は全国的に軟水が多く、京都の地下水もほとんどが軟水と言われています。一般的に、料理には軟水が使用しやすいと言われており、和食の味の要となる出汁をとる水には軟水が使われることが多いのだそう。一方で「カクテルには多少厚みがあった方がいいんです。硬水に含まれるマグネシウムやミネラルは味にボリュームを作ってくれるので、今回掘り当てた水脈の硬度はちょうど良かったと感じています」と、齋藤さんは話します。