教養
こうした膨大な基礎に支えられて、大学一年レベルの教養の学習というのは行える。 「教養の学習」というと大した専門性の無い、新書を読む程度のなにかに聞こえてしまうが、 大学一年レベルの教養というのはそんなに簡単では無い(物も多い)。 例えば物理であれば解析力学と電磁気だ。 ガウスの法則とかストークスの定理が必要になるし、それはつまり基礎的なベクトル解析が面積分のような物が必要で、 さらにオイラーラグランジュを解いたりも出来るという事だ。 ここではそうしたレベルの学習を、「大学一年レベルの教養」、略して「教養」と呼ぶ事にする。
大学一年レベルの教養は、知りたい事が出てきて、それをググって出てきた物を辿っていくだけでは習得出来ないと思う。
自分の専門分野を思い浮かべれば分かるように、大学一年レベルの教養をちゃんと学ぶと、 その分野の専門家とかなりの深さでコミュニケート出来る。 一方で専門分野の説明をそのまま理解する事は出来ない。 そして、大学一年レベルの教養を学んだ人間と、そうでない一般人の間には、ものすごく大きなギャップがある。
教養=大学一年レベルの知識、学力