富岳
理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、17日に公表された計算速度を競う世界ランキングで首位を維持した。富岳が世界一になるのは今年6月に続いて2期連続。新型コロナウイルス感染症の治療薬探索などに活用が期待されている。 世界ランキングは毎年6月と11月に公表される。公表された最新版で、富岳は1秒あたり44.2京(京は1兆の1万倍)回の計算速度を達成した。搭載する高性能CPU(中央演算処理装置)がすべて動くようになり、前回に比べて計算速度は約3京回向上し、2位の米国「サミット」(同14.8京回)をさらに引き離した。3位は米国、4位は中国のスパコンで同じ。5位に前回7位だった米国の別のスパコンが入った。
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