宇宙作戦隊
河野太郎防衛相は8日の記者会見で、自衛隊で初めての宇宙専門部隊「宇宙作戦隊」を18日に発足させると発表した。航空自衛隊府中基地(東京都)に20人規模で立ち上げる。当面は日本の人工衛星を宇宙ごみ(スペースデブリ)から守る監視任務などを担う。 宇宙空間ではロケット部品などのごみが急増し、人工衛星と衝突して衛星が破壊される危険が高まっている。河野氏は「(宇宙作戦隊は)宇宙空間を安定的に利用するための活動を行う」と説明。「宇宙はサイバー、電磁波と並んで重要な新領域。宇宙領域におけるわが国の優位性を早期に獲得する観点から非常に意義がある」と強調した。
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丸いワッペンの中央に地球、その周りに人工衛星の軌道が描かれ、部隊発足が2020年だったことにちなんで20個の星もあしらわれた。下の方にある六つの「○」は、山口県内に新設予定の宇宙監視レーダーのアンテナの数を表現しているという。