反応閾値
ある刺激に対して行動を起こすのに必要な刺激量の限界値
わかりやすくいうと、「仕事に対する腰の軽さの違い」
「経営人事改革の視点」 2014年9月号
働く"アリ"と働かない"アリ"
人間の場合は、反応閾値が低い人ほど、つまり行動が早い人ほど職務遂行能力が高い傾向があると推測されますが、あまりこうした固定観念を持たない方が良いのかもしれません。
反応閾値の低い人も高い人も、本来は基礎的な能力に差がないのかもしれません。ただ、行動の早い人、仕事の着手が早い人、仕事に対して腰の軽い人には仕事が集まり、結果として能力も向上し成果も出るようになるという好循環が生まれます。
長い仕事人生において、この差はとてつもなく大きなものになります。アリの集団のように、着手が遅いグループが存在することの合理性は、人間の企業においては少ないと思われます。「仕事に対する腰の軽さ」「着手の早さ」が、結果として成果につながること、能力向上にとってとても大きなポイントとなることを企業は0共通認識として持つべきと考えます。
「上司がいなくても仕事がまわる」優れた組織が持つ「ある特徴」――アリが教えてくれること