円山応挙
(まるやま おうきょ)
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円山応挙/10分でわかるアート
円山応挙《幽霊図》1772-81年
応挙は、足のない幽霊のイメージを作った絵師としても有名です。
私たちの幽霊のイメージを決定づけた《幽霊図》は、腰から下がスウッと消えているように描かれています。
応挙が描いた幽霊のこの儚さは、反魂香(はんごうこう)が意識されているそう。反魂香とは、焚くとけむりの中に亡き人が現れる香のことです。 本作に描かれた幽霊は、恨みやこの世へのつらさから出現した幽霊ではなく、この世に遺してしまった大切な人を思うような悲しい表情をしています。