ペルソナ
person(人, 人間)
ユーザー像、顧客モデル
ターゲットユーザー=理想的なペルソナ
ペルソナを作る目的
受注者と発注者(クリエイターとクライアント)との「合意形成」のため
判断の根拠になる
よくある質問
Q. ユーザー数が多いのですが、ペルソナは何体作るべき?
A. 大体3体で十分です。既婚、独身、性別などで分けるのが一般的。
それ以上も作ったことはありますが、3体目以降はアイデアが出切ってしまい、同じようなものができ上がってしまいます。じつはわれわれが思い描くユーザー像はそれほど細かくないのです。
Q. ターゲットと同世代の人がワークショップに参加していないとだめ?
A. 参加している必要はありません。
もともとターゲット層の方が会社にいるのであれば良いですが、外部からわざわざ呼ぶのであれば、むしろ呼ばない方が良いです。
これは、呼んだ人がイコール「ペルソナ」になってしまうケースが多いためです。
そうすると何が起こるのかというと、その場では「へえ~、そうなのか!」と思うのですが、これは合意形成ではないため、よくよく進めてみると、誰も腑に落ちていなかった、なんてことになってしまうからです。
Q. リアリティのあるペルソナにならなかったんだけど大丈夫なの?
A. もちろんリアリティはあるに越したことはありませんが、なくても仕方ないですよね。
それよりも、「明文化されている」ということが何よりも重要です。
Q. 作成したペルソナを変更してもいいか?
A. 変更しても良いです。
ただ、気まぐれにコロコロと変えてしまうのはよくないです。
できれば変更するときもチームの合意を得るか、もしくは違うフェーズにいるペルソナとして置いておく方法もあります。
例)作ったペルソナについて考えた際、ユーザーとしてこのアプリを実はもう少し使えそうでは?となったとします。
その場合は、このペルソナを「アプリを使ったことのないペルソナ」にし、もう一つ「アプリを使いはじめて半年経過したペルソナ」を作ってしまう、などして共存させるのも方法の1つです。
ペルソナの素は「人」ではありません。この「パターン」を“骨格”として、そこにインタビューや観察で得られた事実を“肉付け”したり、さらに“脚色”を加えたりしてペルソナは構築されます。つまり、同じパターンに含まれる複数のユーザを重ね合わせて、謂わば「合成人間」を作るのです。