『無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体』
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ここでいう無形資産とは、ーソフトウェア、設計手法、ブランド、プロセス、研修、デザインーなど、バランスシートから読み解けないが企業を運営していくには重要な要素を指している。編成の仕事は、工業製品やビルなどの物理的なものを製造することではないので、無形資産をつくる仕事と同義。 Profitable CWDを実現するために、まず自分の中で、収益や価値、資産などの言葉を手触り感持って理解した方がいいのでは。というきっかけで読み始める。 いったんはなんとなくで分かったつもりになって、数年後にまた読み返す。
無形投資はサンクコスト(埋没費用)を表すことが多い。企業が工作機械やオフィスビルといった有形資産を買ったら、必要に応じてそれらを売却できるのが普通。だいたい転売もできる。ところが、無形資産は転売しにくい。 特許は無形資産の一例。無形投資のプロセスにより生み出された。 https://gyazo.com/67d721db77fe2cf9aebf2d8f5e0fadc6
アメリカもイギリスも、ヨーロッパ全体でも、有形投資<無形投資 となっている。
テクノロジーが発展したから無形投資が増えたのではなく、逆で、無形投資の増大こそが現代ITの発展に繋がったと論じられている。 p41
1709年アン法はイギリスの著作権法の発端となった。 p111 アメリカ憲法は特許と著作権についての条文を持っている。 p112 商標もまた19世紀に各国で法的認知を受け、ブランディングとマーケティング資産という発想に法的基盤を創り出した。
三つの古典的な無形資産
顧客とサプライヤのネットワーク
シナジー。組み合わせによって価値が高まる。