『歴史思考』
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キリスト、ガンディ、ブッダ、サリバン先生、孔子、チンギスハン……歴史上の偉人たちも実は現代人と同じように苦悩していた。歴史を知り、長い時間の流れの中で物事を捉えられるようになれば、目の前の悩みは一瞬で消えていきます。超人気ポッドキャスト番組「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」書籍化! 「同性愛=悪いこと」という価値観が行きわたっていたのは、ほぼキリスト教などの一神教の世界だけです。古代ギリシャや中国、近世までの日本では、男性同士だって普通にセックスしていました。 古代ギリシャではソクラテスが有名ですし、日本では織田信長、武田信玄、江戸幕府三代将軍徳川家光などが有名です。 ところが、日本は明治以降に欧米の影響を強く受けましたから、そのせいで、男性間セックスは特殊なことという価値観に変わってしまいました。 遅咲き
聖人
晩年のガンディーが自分を高めるために修行していたことに触れましたが、その中には、性欲を克服するものも含まれていました。 結婚当初、ガンディーはセックスのことばかり考えていたと述懐しています。ガンディーは父親の死に目に会い損ねているのですが、実はそれも奥さんとセックスをしていたからでした。この出来事はショックだったようで、「父を殺したのは、私の性欲である」とも言っています。 それもあって、性欲の克服は晩年までガンディーの裏テーマだったんですが、そのための修行がヤバいんです。 当時19歳だった孫姪を素っ裸にして、一緒に寝るんです。 裸の孫姪と一緒に寝るって、当時の価値観でもどうかしていたはずです。もちろん孫姪はすぐにガンディーと寝ることを拒否するようになり、この修行は頓挫しました。周囲からもずいぶん批判されたようです。当たり前ですね。