JIS規格の表記ガイドライン
JIS規格に従うと「コンピュータ」「プリンタ」「エクスプローラ」となります。(詳しくは、Z8301を日本工業標準調査会のJIS検索でどうぞ) 原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則/例がでていました。
a)その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない。
エレベータ(elevator)
b)その言葉が2音以下の場合には、語尾に長音符号を付ける。
カー(car),カバー(cover)
c)複合語は、それぞれの成分語について、上記a)又はb)を適用する。
モータカー(motor car)
d)上記a)~c)による場合で、1)長音符号で書き表す音、2)はねる音、
及び 3)つまる音は、それぞれ1音と認め、4)よう(拗)音は1音と認めない。
1)テーパ(taper) 2)ダンパ(damper) 3)ニッパ(nipper) 4)シャワー(shower)
JIS規格では、長音符号を極力省いて文字数を減らすことでテキスト容量を削減したり、文字面積を減らして画面を広く使えることから、工業界ではこういった表記が一般的だったようです。パソコンも工業分野の商品なので、ウィンドウズの製造元であるマイクロソフト社も、このルールを使っていたようです。
新表記は、内閣告示第二号(1991年)をベースにしたもの 結局、JIS規格では「コンピュータ」で、内閣告示では「コンピューター」という表記でどちらも正しいということになります。実際は、技術系の業界ではJIS規格に準拠し,マスコミ等は内閣告示に準拠するようです。 https://gyazo.com/4228d891a5614c4cf88e4633c4292a84
ユーザーかユーザか、どう表記するのが適切なのか一瞬悩むことがあるが、結論、どちらでもよい。
JIS規格準拠ではユーザ。
内閣告示に準拠するとユーザー。