未来とは
ある朝、ヘレンは目を覚ました。いつも通り学校の準備をし、家を出た。しかし、家を出るとそこにはいつもとは全く違う光景が広がっていた。ヘレンは何が起こったのか分からず、たまたま近くにいた人に、「すいません、今何年でしたっけ?」と訪ねた。
その人には、「今は2200年ですよ。なぜそんなことを聞くのですか?」と言われてしまった。どうしてこうなってしまったのだろうか。僕はただ普通の生活をしていただけなのに…。もう仕方がないと諦めて歩き始めた。そこはもといた時間の常識からは想像もできないような世界のようだった。どうやら小さな事件や大規模な戦争などがたくさん起きているようだ。すぐそばに、誰かの骨が落ちていた。どこか遠くの方で、誰かが何かを叫んでいるのが聞こえた。「この、裏切り者め!」と言っているように聞こえた。別の方からは銃の音と誰かの泣き声、赤ん坊の悲鳴が聞こえる。こんなにひどいことが起こっているというのに、誰も彼らを救えない。あるいは救いたくても命令のせいでできないのかもしれない。助けたら「裏切り者」として殺されてしまうのだろうか。僕はもう何も信じられなくなった。どうすればもとの世界に戻れるのだろうか…。早く、帰りたい。
そう思ったとき、いきなり目眩がした。頭が鈍器で殴られたかのように痛むが、確かに目が覚めた感じがする。もとの世界に戻ったのだ。しばらくの間、僕はあそこで起こっていたことを思い返し、整理していた。今から100年もせずに、あんなことが起こってしまうのだ...。きつい、きつすぎる。そのころ僕が生きているかどうかはわからないが、確実に後の世代の人々がそこで命を落とすことなるのだ。あんな未来には絶対にさせたくない。僕は再び未来に行き、あの未来を変えようと決意した。しかし、どうすればまた行くことができるのだろうか。初めて行ったときのように、眠ってみることにした。意識が遠のき、しばらくしてもう一度鮮明になり、僕は自分の部屋にいた。
外に出てみると、そこは確かにあのときの世界だった。だが、僕は違和感を覚えた。人がいなかったのだ。辺りを見回しても、建物以外何もない。少し歩いていると、急に目眩がした。あのときの感じだ。また目が覚めたような感じがした。いつもの自分の部屋だ。ふと机の上に目をやると、手紙が置いてあった。「未来の世界はどうでしたか?あれはひとつの可能性です。あの世界は戦争があった場合、そしてそれによって人類が滅亡した場合の世界です。未来がどうなるのかは、あなた次第です」
4人で連作ショートショートを作ろうとかいう国語の謎の授業で書かされたやつです
4人でやったはずなのに起承転結の承転結のところを5分で書かされたのはいい思い出ですね
20分使って5分×4人っていう感じだった気がします
起の時点でなかなかに独特な世界観となっていたため承転結でそれに合わせる必要があったこと、そして設定が独特な割に起の内容が短いのでかなりの急展開ですね
推敲しようかとも思いましたがこの方が味があって良いかもと思ったのでそのままにします
...っていうかいくらなんでも最後らへんの終わらせ方雑すぎやしないか
題名も多分2秒で考えたやつですね
ではまた
追記
国語のファイル見たら当時同じ班だったSの字で「ヘレンは僕っ娘ではなく男」って書いてあった
キャラ設定どうなってんだよ