Qu4113 解説
皆様こんにちは、もずです
Qu4113のSelf-Coverも投稿したということで、解説です
ってことで早速
概要
https://youtu.be/SszN4IwrhEw
投稿日:2023.07.28(Re:2024.01.25)
歌唱:重音テトSV(原曲のみ)
BPM:128
Scale:D# minor / D minor / F minor(SCのみ)
Self-Cover(Y)↓https://youtu.be/0x0YqxsIJfk
解説
まずはモチーフからです
まあ動画を見てもらえばわかるように、くらげの曲です
タイトルはQualle(ドイツ語でくらげ)のLeet表記です
日本語と語感が似てて面白いですよね
さて、実はこの曲は私の歌モノの中で現状唯一、SSから作り始めた曲となります
そのため他の曲と比べてストーリー性があり、わかりやすい曲であると勝手に思っています
歌詞としてはとにかく「淋漓」という熟語を使いたいがために無い脳をフル稼働させた感じです
淋漓は水や汗や血などが滴り落ちる様を形容する言葉でして、鮮血淋漓なんて熟語があったりします
徳富蘆花の不如帰の「吹きしぶく雨淋漓として玻璃に滴り」という表現、めっちゃいいですよね
この曲の元ネタの一つです
また、溶ける、崩れるといった表現もくらげとガラスとの共通点?っぽく感じさせるために使っています
ガラスって脆いですからね、罅が入った状態で叩くと簡単に崩れますよね
くらげが崩れるかどうかは知らないですけど、輪郭が崩れていくような感じはします()
また、溟は「海」という意味と「暗い」という意味がありますよね
原曲は前者を、Self-Coverは前者と後者両方をイメージしています
あとSelf-Cover投稿前日にTwitterの方で上げたphantasma(2024ver.)は後者からの連想です
そして実はQu4113と氷面鏡はほとんど同時制作だったんですよ
そのため、「鏡映しの月」の曲である氷面鏡を指して「レプリカの月」と言っていたりします
音楽的な話をすると、実はこれが人生初の多調楽曲です
Locrianじゃないためまだ随分とまともに聞こえますね
また、グラスの音が半音下のマイナースケールであることによってなんか謎の深み的なのが出ている気がしますね
知りませんけど()
あと歌唱部分が始まるのが遅く、サビに入ってイントロの半分が終わったときに漸く入ります
そこのピアノのメロディー地味に気に入ってます
さて、ここまで読んでもらえばわかると思いますが、全体的に空漠ほど考えて作っていません
寧ろあっちが考えすぎな気がしなくもないですが
解説(Self-Cover)
ということでSelf-Cover版も
一部のドラムとボーカルが削除され、グラスは溶けたような音に変化しています
そしてベースを強くしたつもりですが意識して聴かないとあまりわからないと思います()
前述したように、曲調としては全体的に「溟」の「暗い」方のイメージに寄せています
あとイントロ終盤にBPMが緩やかに下降するところがありますよね
なんかイメージ的に似てません?()
そんなこのSelf-Coverも、空漠と同様に後日譚的な感じです
溶けて崩れた後です
で、やはりサビのイントロ繰り返し部分のあとに別の曲が割り込んできます
落伍(F minor)のおかげで初の3スケール多調楽曲となりました
初の多調曲のSelf-Coverで成し遂げたため微妙にエモさを感じています
落伍はコロナで死んでいるときに作った曲ということもあり、かなり負の感情を全面に押し出した曲です
ちょうどいい機会なので落伍についても解説しますと、実はこいつは元々IorUに入れる予定で作っていた曲だったんです
しかし高熱により朦朧とする意識によってあまり良いものが作れない状態だったんですね
また、前期中間テストと7月進研が目前に控えている状態で5日間休むとなると焦りも生じるわけです
何せ高校入学後初の定期試験とちゃんとした模試ですからね
周りに置いていかれるのではないか、という不安と高熱による不快感、そして先程の焦りも足されてかなり追い込まれていたときに作ったのが落伍だったんです
このピアノの音はそんな状態で作り出したものなので暫くの間出し方が分からずにいましたが、つい最近嫌なことがあったときにそれを具象化しようとしたら思い出しました
負の力ってすごいですね
そしてサビの歌があった部分に到達すると突然落伍ピアノはQu4113の主旋律を奏で始め、同時にどちらの曲にも存在しなかったシンセが落伍のメロディーを奏でます
本当に神なので毎日100兆回聴きましょうね
中でも特にサビ部分で薄っすらと流れているシンセの感じがとんでもなく刺さったので勝手に真似させていただきました
セルフ二次創作でありかつ三次創作です
あと落伍のドラム良いですよね
個人的にはかなり好きなのでこのSelf-Coverでも使っています
何ならこれを使うためだけに原曲のドラムパートを一部消したまであります
映像の話をしますと、サビではディスプレイスメントマップによってくらげが少しだけ動きます
おまけ
なにか書こうと思ったけど忘れました
もしかしたらこれも元から何もなかったのかもしれないですね()
という感じでした
どうでしたか?
ではまた