「囘帰型世界」って知ってますか?
皆さんは囘帰型世界という言葉は知っていますか?
囘帰型世界と書いて、「かいきがたせかい」と読みます
知っている人はあまり多くないと思うので、紹介します
"囘帰型世界 (かいきがた-せかい、英:recurrent world 独:wiederkehrende welt)
1 ふとした弾みに生まれてしまう並行世界の一種。
並行世界としては非常に不安定で、一定間隔で過去のとある瞬間に戻ろうとする性質を持つ。
時間軸移動には莫大なエネルギーを必要とする上に、過去と現在との整合性が失われてしまうため失敗し、エネルギーを無駄に消費することになる。
そのようにして行き場を失ったエネルギーは自動的に蓄積され、一定量を超えると他の並行世界に影響を及ぼしつつ自壊する。
天気雨やファフロツキーズ現象などの、「本来であればありえない時間帯や状況で、空から何らかのものが降ってくる」現象の原因の一つなのではないかという説もあるが、詳しいことはわかっていない。
2 18世紀末ごろドイツの哲学者のイグナーツ・プラネルト(Ignaz Planert, 1766年4月18日 - 1849年10月22日)が提唱した、「世界分岐説」にて言及された世界のこと。
彼は、「我々の生活しているこの世界こそ、真の囘帰型世界なのではないか」という、当時としては非常に斬新な疑問を抱き、自らの仮説を確かめるために、この世界が囘帰型世界であることの証明を行った。
その証明の内容は単純で、過去の伝承や記録から、正体不明のエネルギーが放出・蓄積された痕跡を探し出す、というものだった。
彼によると、一般的に狐火や鬼火などと呼ばれる現象が、蓄積される前の純粋なエネルギーである可能性が高いそうだ。
3 2012年2月29日にYouTubeに投稿された動画のタイトル。
現在は投稿者によって削除されている。
動画の内容は、狐火のようなものが34分半ほど画面中央付近をふわふわと漂っているだけのもので、編集やBGMは一切ついていない。
また、24分44秒あたりで、一瞬動画の乱れが起きている。
この動画が本当に囘帰型世界で撮られたものなのか、それとも上述したイグナーツの「世界分岐説」を裏付けるために撮られたものなのかはわからない。"
んだそうですね
あくまでも哲学の考え方ですが、なかなか興味深いですよね
で、なぜ今日これを紹介したのかというと、イグナーツさんが「世界分岐説」を提唱したのが1803年のこの日なんですね
4月1日に発表された上に、内容もこんな感じなので、提唱当時から多くの人がエイプリルフールのネタだと思い込み、あまり本気にされなかったようです
ただ内容としては、例え実在しないとしても十分に考察の余地のある、面白いものだと思います
2012年に投稿された動画についての説明のところにも書かれていましたが、その投稿者がなぜそれを投稿したのか、というのもなかなか気になります
「世界分岐説」にしろ動画の「囘帰型世界」にせよ、知っている人はなかなかいないので、今度友人とかと話すときの話のネタとしても面白いでしょう
ま、ここまで書いた内容は全部嘘なんですけどね
ではまた