板取引所 / 販売所
maker, taker
maker: 板取引所において,板を置く人
taker: 置いてある板を取って即座に約定させる人
makerが取引所にとってなぜ重要か
spread
売り板の先頭価格: ask (price), 買い板の先頭価格: bid (price)
spread = ask - bid
spread rate = (ask - bid) / bid or (ask - bid) / ask
例
BTC: ask 400万 bid 396万とすると,spread = 4万, rate ≒ 1%
takeで買って takeで売った時にどれだけ損するか
売り買いの時にどれだけ優良なrateで約定できるか
→ spreadが小さい方が取引所として優秀
酷い例 : coincheckの販売所 (養分とかと表現されることが多い) 2021/06/07 20:12現在
BTC: ask ≒ 412万 bid ≒ 387.8万円
spread ≒ 24.2万円, rate ≒ 6.2%
値上がり目的で買って,値上がり後に売却して利益を出そうと思った時に,約6.2%値上がりしないと,spread負けする
なぜspreadがこんなに高いのか
coincheckの利益の源泉 ビジネスモデル
coincheckの販売所の仕組み
例
1. Aliceがcoincheckアプリを使って BTCを412万円で1BTC分購入
2. coincheckはカバー取引というものを行い,BTCを
カバー(cover)取引
契約しているmaket makerから現物(この例だとBTC)を買って仕入れたり,売って処分したりする.
この例だと,(maket makerをbinanceと考えてみる)
1BTCの買いオーダーをaliceから受けた
→ 1BTCの買いオーダーをbinanceに出して,1BTCを仕入れる (例えば1BTC 400万円で仕入れられたとする)
3. 仕入れたBTCをaliceの保有分として加算
転売みたいなもの
これで,約12万円分の値段の差額(spread / 2)の利益