新工芸入門 – のせ物ワークショップ –
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FabCafe Kyotoにて 2022年3月8日より26日まで開催中の「新工芸舎 solo exhibition『新工芸展(店)』」に連動し、新工芸舎が実践するこれからの新たなるものづくりの仕組みを消費の考え方に触れ、これからの消費のシステムのあり方を再考する機会の創出を目的としたワークショップ「新工芸入門-のせ物ワークショップ-」を開催します。
あらかじめご注意ください
*会場について:本イベントの会場は、FabCafe Kyoto より徒歩約7分の「コミュニティラボN5.5」にて開催されます。
*日程について:本イベントは3/19(土)、21(月祝)の2日間両方に参加いただける方を対象としています。いずれか1日だけの参加はできません。
ワークショップ内容
<のせ物> は、石などの不定形な自然物を3Dスキャンし、その表面にぴったり合う形を3Dプリンタで制作することで、自然物に機能を“のせる”ことができる新しい考え方のプロダクトシリーズです。
自然物を規格化された形に変形させてしまうのではなく、自然物そのままの形をよく観察し、その個性にふさわしい機能をそわせていくことで、それぞれが一点物として唯一無二の形を生み出せる特徴を有すプロダクトとなります。
ワークショップでは、上記のせ物を実際に石を選び取るところから始め、新工芸家とともに完成品を作り上げるまでのプロセスを共にします。また、完成品を目指す上で素材選びの姿勢、個人の発想による独自性や大量に同一複製することできないがために発生する機能不全なども、体験として盛り込むことでデジタルファブリケーションにおける工芸としての側面を体験することで、大量消費、大量生産によって成熟を迎えた現状の消費文化やサプライチェーンに対しての根本的な論点を体感することのできる内容となっています。
▼ワークショップレポート
ワークショップ工程
Day1(3/19)
▲ 素材(石)を選びます。ひとつとして同じ形・表情のものはない石と向き合いながら、フィーリングのあうものや、プロダクトになった姿をイメージできる、あなただけの石を見つけましょう。
▲ 選んだ石を3Dスキャナでスキャンします。
▲ スキャンすると、石のかたちがPCとソフトウェアで加工が可能な3Dデータとして変換されます。
▲ 3Dモデリングソフト上で、さまざまな機能を付与するパーツとの組み合わせや配置を探します。
▲ Day1とDay2の間に、選んだ石にぴったり合うパーツを3Dプリンターで出力します。
Day2(3/21)
▲ 出力したパーツをヤスリがけし、表面を整えます。
▲ 好きな色に自分の手で着色します。
▲ 唯一無二のプロダクトが完成!
講師
新工芸舎
デザイン/エンジニアリング/ソフトウェア/エレクトロニクスなどの専門分化された分野の再統合を前提に、デジタル-アナログの境界を行き来しつつ表現活動や問題解決を行うことを新しい工芸と定義し、京都を拠点に様々な制作活動をする。特にデジタルファブリケーションを応用した新しい技術/技法の開発に日夜取り組み、社外と連携した開発案件を担当すると共に、近年ではFDM方式の3Dプリンタで造形する編みのような質感が特徴的な“tilde”シリーズを展開する。
■ 新工芸舎
■ tilde
Metalium合同会社
「Metalium」
それは、まだ手に触れることのできない未知の素材たち。
メタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにデザインエンジニアリングの手法を活用し世の中へ新たなる素材を提供します。
「これMetaliumにならないですか?」
自分だけが発見したり感じた様々なモノゴトをお持ち込みください。
我々はそんなMetaliumの原石をお待ちしております。